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名門復活へ…ミランOB、エンポリ退任のジャンパオロ氏を新監督に推薦

SOCCER KING 6月1日(水)16時56分配信

 ユーロ2016フランス大会を前に、セリエAでは各クラブの新監督が決まってきている。昨シーズン、わずか6試合を残してミランを解雇されたシニシャ・ミハイロヴィッチ氏はトリノと契約を結んだ。ユヴェントス、ナポリ、ローマ、インテル、フィオレンティーナなど上位チームは、同じ体制で新しいシーズンに備える。

 シルヴィオ・ベルルスコーニ会長がクラブ売却の相手を必死で探しているミラン。コッパ・イタリアで優勝し、ヨーロッパリーグ予備戦の出場権を手に入れていれば、クリスティアン・ブロッキ監督続投の可能性もあった。しかし、ワンチャンスをものにできなかったことで、その道はほぼ絶たれてしまった。

 監督によって、日本代表MF本田圭佑がどう起用されるかも変わってくる。そんな中、新監督候補に急浮上しているのが元エンポリのマルコ・ジャンパオロ氏だ。エンポリとの1年契約を終えて現在はフリーの身であり、エンポリで10位という好成績を残した実績から、48歳という若さでもミランの将来を担える手腕があるのではないか、と期待されている。

 ミランの黄金時代を支えたOBたちはどう考えているのだろうか。清水エスパルスでもプレーしたことのあるダニエレ・マッサーロ氏は、次のように話した。「ジャンパオロは間違いなく、代わりがいないほどの人材だろう。しっかりとした計画を立てて有益をもたらすはずだ」。

 また元イタリア代表FWで、現在はサッカー解説者を務めるアルド・セレーナ氏も「ミランの将来を担える。彼なら“サッカーというもの”を教えられる」と太鼓判を押す。

 一方、同じ監督養成コースで学んだというリヴォルノのステファノ・エラーニオ助監督は、同年代の指導者として、ジャンパオロ氏について語った。「10年前に同じレッスンを受けていた時の印象は最高のものだった。すでにアスコリの指導をしていたが、明確なアイデアがあった」と評価した。GKとしてミランとイタリア代表でプレーしたジョバンニ・ガッリ氏もジャンパオロ氏を推している。「経験が浅いとしても、ポジティブな選択となるであろう。真面目で準備周到、テクニック面でも戦術的にもセリエAを知り尽くしているし、カルチョをよく理解している」と適任者だとみている。

 ジャンパオロ氏本人は「ミランと接触? どこからもオファーはない。バカンスを楽しむよ」とだけ口にしている。しかしシーズン中にエンポリを離れる意向について、「ビッグクラブへの野望」と理由を明かした。つまり、地方クラブから名のあるレベルのクラブに移るということだろう。低迷するミランを立て直すため、クラブは一日でも早く新監督を決定するべきだ。

文=赤星敬子

SOCCER KING

最終更新:6月1日(水)17時10分

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