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歌劇「明治東亰恋伽~朧月の黒き猫~」華やかに開幕! 明治の偉人が歌い踊る本格浪漫歌劇

ファミ通.com 6月2日(木)19時0分配信

文・取材:編集部 立花ネコ、撮影:カメラマン 永山亘

●全22曲の劇中歌が切ない恋模様を華麗に彩る!
 本日2016年6月2月(木)より、東京・博品館劇場にてミュージカル作品“歌劇「明治東亰恋伽~朧月の黒き猫~」”が開幕! 初回公演前に、マスコミ・関係者向けのゲネプロ公演が開催された。

 原作は、現代から明治時代へタイムスリップしてしまったヒロインと明治の偉人たちとのラブストーリーを描く、人気女性向けゲームタイトル。2011年のモバイルアプリ版に始まり、PSP版の発売や劇場アニメ化などの幅広いメディアミックスが展開されてきた。このたびのミュージカル版には、菱田春草のほか、川上音二郎、泉鏡花、小泉八雲、藤田五郎ら個性的なキャラクターが多数登場。彩り豊かな楽曲を歌い上げる“本格浪漫歌劇”に仕上がっている。

 ゲネプロ公演前に行われた囲み取材には、キャスト陣から橋本祥平(菱田春草役)、赤澤燈(泉鏡花役)、遊馬晃祐(川上音二郎役)、吉岡佑(藤田五郎役)、汐崎アイル(小泉八雲役)、安里勇哉(チャーリー役)、青木志穏(綾月芽衣役)、荒木宏文(森鴎外役)が出席。本作への意気込みを語った。

橋本祥平(菱田春草役) 今回の物語は菱田春草ルートで、春草と芽衣ちゃんが恋に落ちるさまを描いています。初主演ということで、自分のことで精いっぱいだったのですが、諸先輩がたや(青木)志穏ちゃんや(遊馬)晃祐が支えてくれて、ここまでやってこれました。今日はその集大成を初日で迎えられたらと思っています。楽曲が本当にすばらしく、それに合ったすばらしい振り付けやそれぞれのソロパートも魅力的です。会場全体でいっしょに作品を盛り上げて、楽しんでいただけたらと思っています。

青木志穏(綾月芽衣役) ふつうの女子高生だった芽衣ちゃんが、明治の人たちと出会うことで成長していったり、いろいろなことを感じているので、お客様にも同じように感じて楽しんでいただけたらいいなと思っています。いろんなところでいろんなことをメインキャストさんがやっているので、目が足りないくらいだと思います。そういうところも楽しんでいただけたら。

赤澤燈(泉鏡花役) オリジナルの楽曲やダンスがすばらしいです。春草と芽衣ちゃんの行く末にキュンキュンしてもらいつつ、その日しか観られない演出もあるので、そういうところも楽しんでいただければ。

遊馬晃祐(川上音二郎役) ほぼ全員が舞台上にいてアンサンブルも僕たちでやって、歌も悲しい曲や明るい曲、いろんな曲がたくさんあります。僕は男前の音二郎さんと女形の音二郎さんをやらせていただきますので、ぜひ皆さんに観ていただきたいです。

吉岡佑(藤田五郎役) 9人だけでいろいろな表現をしているので、そこも楽しんでいただければ。原作ファンの方にも舞台ファンの方にも楽しんでいただけるように、皆さんの期待を裏切らないように千秋楽までやっていきたいと思います。

汐崎アイル(小泉八雲役) この公演はみんなで作っております。大変なこともいっぱいありますが、チームプレイで楽しんでがんばっていきたいと思います。私たちが演じているのは偉人の方々なので、そんな方々が物の怪として劇場にいて楽しんでいても驚かないでください(笑)。

安里勇哉(チャーリー役) 歌とダンスが盛りだくさんで、最初から最後まで楽しめるものになっています。笑いたいところで笑って、泣きたいところで泣いて、拍手したいと思ったら拍手して、いっしょに楽しめるエンターテインメントでありたいと思っていますので、ぜひいっしょに盛り上がってください。

荒木宏文(森鴎外役) 恋愛SLGが原作ということで、恋愛のすばらしさを皆さんに伝えたいと思います。短い時間で作り上げた作品ですが、しっかり作り上げて劇場に来ましたので、皆さんに劇場でお会いできるのを楽しみにしています。

 ちなみに本作で好きなシーンを訊いてみたところ、「オープニングのみんなで踊るダンスは迫力もあって、全員が舞台上にいるので、安心しますし好きです」(橋本)、「芽衣ちゃんは牛肉が大好きな女の子で、私も実際に好きなので、牛鍋屋のシーンは幸せを感じながらみんなで歌って踊っています(笑)」(青木)とのこと。劇場へ足を運ぶ方は、ぜひご注目していただきたい。

 つぎのページでは、劇中カットを含めて本作をリポート。ネタバレNG派の方はご注意を!

●胸キュンや人間ドラマ満載のエンターテインメント作品
 物語の始まりは満月の夜。ごくふつうの女子高生だった芽衣は、奇術師を名乗るチャーリーの奇術によって、どこか知らないところへ飛ばされてしまう。その場所とは、明治時代の東京。鹿鳴館を訪れた芽衣は、そこで画家の菱田春草や森鴎外ら、明治時代の偉人たちと出会うのだが……。

 明治時代を舞台にしているだけに、キャラクターの衣装や小道具もレトロな雰囲気。セットのスクリーンを活用した影絵も多く取り入れられており、華やかなBGMやミュージカルナンバーも相まって、本当に明治時代へタイムスリップしたかのような感覚を味わうことができる。キャラクターたちが華やかに歌い踊る、吉谷光太郎氏演出らしい迫力満点のオープニングも必見だ。オープニングテーマ曲「朧月の黒き猫(シャノワール)」を含めた劇中歌は全22曲。コミカルなものからしっとり歌い上げるものまで、バラエティー豊かなナンバーが取り揃えられており、キャストによる華麗なダンスもたっぷりと味わえる。

 タイムスリップしてしまった芽衣の戸惑いを随所で描きつつも、舞台はテンポよく進行。女性向けゲーム原作らしい“胸キュン”シーンやコメディパートは観ているほうも楽しく、芽衣の「ずっとここにいたい」という気持ちを追体験するようだ。キャスト陣は、実在の偉人をモデルにしつつ、かなりデフォルメされた個性的なキャラクターを熱演。まっすぐに芽衣を想う春草を演じる橋本は一生懸命に、戸惑いながら春草に惹かれてゆく芽衣を演じる青木ははつらつと、時を超えた切ない恋に落ちるふたりを好演していた。そんなふたりを見守るのは、安里演じるチャーリーと荒木演じる森鴎外。両者ともに掴みどころのないトリッキーな役柄ながら、飄々とした表情と、ふたりを思いやる表情のギャップを見事に演じ分けている。またクールな藤田五郎&ハイテンションな小泉八雲、人気役者の川上音二郎&劇を完成させられずにいる泉鏡花と、脇を固める面々もドラマチック。春草と芽衣の恋模様を軸に、ファンタジー要素や人間ドラマをふんだんに取り入れて、物語はひとつの結末へと進んでゆく。

 ひょんなことから偉人たちと出会い、春草の絵を完成させるため、逃げ出してしまったという猫を探すよう頼まれる芽衣。その過程で芽衣は徐々に記憶を取り戻し、もとの世界へ戻らなければいけない理由に辿り着く。チャーリーがつぎにタイムスリップの奇術を使えるのは、約1ヵ月後に迫る満月の夜。そのとき、芽衣はどのような選択をするのだろうか。芽衣と春草、出会うはずのないふたりが辿る運命の行方は、ぜひ劇場で確かめていただきたい。なお前売券は完売ながら、全公演に当日券が用意されるほか、6月12日(日)の2公演がニコニコ生放送で有料配信されることも決定。華麗な歌とダンスに彩られた切ない恋物語は、ぜひその目で目撃してほしい。

●歌劇「明治東亰恋伽~朧月の黒き猫~」公演概要
◆公演名:歌劇「明治東亰恋伽~朧月の黒き猫~」
◆公演日程:2016年6月2日(木)~6月12日(日)(全15公演)
◆劇場:東京・銀座 博品館劇場
◆原作:MAGES.『明治東亰恋伽』
◆脚本:桜木さやか
◆演出:吉谷光太郎
◆制作:ポリゴンマジック
◆出演者:
菱田春草:橋本祥平、泉鏡花:赤澤燈、川上音二郎:遊馬晃祐、藤田五郎:吉岡佑、小泉八雲:汐崎アイル、チャーリー:安里勇哉(TOKYO流星群)、森鴎外:荒木宏文(俳優集団D-BOYS)ほか
◆チケット料金:全席共通 7200円[税込]
◆制作:ポリゴンマジック
◆主催:歌劇「明治東亰恋伽」製作委員会(ポリゴンマジック、TCエンタテインメント、MAGES.、サンライズプロモーション大阪)

最終更新:6月2日(木)19時0分

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