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【インタビュー】R2Y+J、SHAZNAのA・O・IやEins:VierのLuna「音楽に輝きを」

BARKS 6月2日(木)15時54分配信

A・O・I (ex.SHAZNA) とLuna (Eins:Vier) を中心に結成した3ピースバンドR2Y+Jが6月15日、1stフルアルバム『LIMIT CODE』をリリースする。A・O・IとLunaはお互いのバンドが解散した2000年当時、誰にも言わず2人でスタジオに籠って曲作りをしていたこともある長い付き合いだ。UKロックに影響を受けた2人が10年以上の時を経て再会、2013年にバンドを始動するという運命的なストーリーも、彼らの音楽の中に息づいている。DTMという方法を選択せずに3人でスタジオに入り、イメージを伝え合いながら楽曲を作った100%人力スタイル。だからこそ生まれるグルーヴやバンドアンサンブルがアルバム『LIMIT CODE』の醍醐味でもある。

◆R2Y+J (リリィ・ジョーカー) 画像

1990年代のヴィジュアルシーンを騒がせたバンドのギタリストとベーシストがタッグを組み、A・O・Iがギターを弾きまくりながらメインヴォーカルもとっているというだけでも好奇心をそそられる人も多いのではないだろうか。バンド結成のいきさつから、スタジオでの曲作り、3年間の道のり、アルバムに込めた想いをあますことなく語ってもらった。なお、R2Y+Jはアルバム発売に先行して、<R2Y+J presents -S.L.O.D.E CRACK- rev.02 1st FULL ALBUM「LIMIT CODE」発売記念ワンマンライブ>と題した初のワンマンを明日6月3日、渋谷VUENOSにて開催する。

   ◆   ◆   ◆

■A・O・Iくんとは音楽的な趣味が近くて
■よくUKロックの話をしてたんですよ

──R2Y+Jがどんなふうに結成されたのか、いきさつから教えてもらえますか?

Luna:さかのぼると結成する前に僕とA・O・Iくんは「一緒にバンドやろうぜ」って盛り上がったことがあったんですよ。2000年頃なんですけど、三軒茶屋のプライベートスタジオに2人でこもって、曲を作っていて。

A・O・I:ちょうどSHAZNAが活動休止した時期で。

Luna:Eins:Vierも解散(1999年)していたので。その時には誰にも言わずスタジオに入ってたんです、2人だけの秘密って感じで(笑)。実はバンド名も考えていたんですが、残念ながら大人の事情で形にならずに。

──そもそも、Eins:VierとSHAZNAは同じ事務所に所属していましたよね。共演もしていたと思いますが、仲良くなったキッカケというのは?

Luna:事務所の中にもいろいろなバンドがいたんですけど、A・O・Iくんとは音楽的な趣味が近くて、よくUKロックの話をしてたんですよ。打ち上げだったりとか共演するたびに「あのライヴ行った?」みたいな。

A・O・I:Eins:Vierでベースを弾いている時のLunaさんはすごくカッコよかったので僕はすごく興味があったんですよ。「この人と仲良くなりたいな」って。

Luna:お互いにPlaceboとかGarbageとか好きでね。

A・O・I:UKじゃないけど、The Smashing Pumpkinsだったりね。

Luna:そうこうしている内にお互いのバンドも止まっていたし、「だったら重い意味とかじゃなく、1回曲作りでもしてみる?」って三軒茶屋のプライベートスタジオに入ることになったという流れですね。

A・O・I:家も近所だったしね(笑)。

Luna:そこで何曲か作ったんですけど、お披露目することもなく、自然と連絡も取らなくなっていって……。ただお互いに音楽活動はしていたので、ある日、A・O・Iくんから連絡が来たんですよ。10年ぶりぐらいに。

A・O・I:僕が当時、IZAMくんと一緒にやっていたユニットalcali-5の主催イベントに出ないか?って声をかけたんです。そこで交流が復活して。

Luna:「出る出る!」って。共演したことを機にまた盛り上がったんです。それがキッカケで僕がやっていたバンドのサポートギターとして参加してもらうようになって、結局、そのバンドは解散したんですけど、「じゃあ、今度はサポートじゃなく、ガッツリ一緒にやろうか」って。それが2013年ですね。

──三軒茶屋再びですか?

Luna:ははは。2人ともその頃には三軒茶屋には住んでいなかったんです。

A・O・I:ただ、またもや偶然、家が近かったんですよ(笑)。

──運命ですねぇ。

Luna:で、ドラムのT-Tは前のバンドのメンバーだったので、そのまま一緒にやることになって。A・O・Iくんも気に入っていたし。

A・O・I:ドラムのノリが洋楽っぽかったからね。

──T-Tさんも音楽の趣味は似ているんですか?

T-T:いや、似てはいないですね。僕はアメリカンロックが好きなので。

Luna:だから、バンド名を話しても全然通じない。世代がちょっと違うっていうのもあるかもしれないけど。

T-T:2人からいろいろバンドの名前が出てくるので、聴き始めたんですが、まだ曲名と一致しなかったりするので頑張っています(笑)。

Luna:そこから3人でスタジオに入るようになって、初ライヴは、とあるバンドの主催イベントに誘われてね。

A・O・I:そうそう。じゃあ、お試しで一度やってみようかって。

Luna:軽いノリで出てみようかって。ところが「主催バンドが諸事情で出演できなくなってしまって、代わりに主催してほしい」ってライブハウスの方に頼まれたんですよ。お世話になっているライブハウスだったので、「じゃあ」って。

──お試しの初ライヴだったはずが、いきなり主催イベントに?

Luna:そうなんですよ。その時はA・O・Iくんがヴォーカルをとることも決まってなかったんです。

A・O・I:曲は出来ていたものの、いいヴォーカリストがいたらと思っていて。

Luna:だから、初ライヴでは女性ヴォーカルも含め何人かゲストで参加してもらってA・O・Iくんも歌うっていう。

──結成当初、ヴォーカリストは流動的だったんですね。

Luna:そうなんです。ただ、そんな中、ゲストヴォーカルに聴いてもらうデモテープを作らないといけなかったので、A・O・Iくんが仮歌をうたったのを俺とT-Tで聴いてみたら「これ、むっちゃカッコいいやん」って。スタジオに入っている時はヴォーカルという意識で聴いていなかったけど、その時点で俺とT-Tの中では「ヴォーカルはA・O・Iくんで」って。

A・O・I:ヴォーカルオーディションに合格したんです(笑)。

──A・O・Iさん自身、SHAZNA以降のプロジェクトではヴォーカルも披露していましたが、R2Y+Jでもフロントで弾きながら歌うイメージはあったんですか?

A・O・I:あったんですけど、新しくヴォーカリストを入れるのも1つのチャンスだと思っていたんです。まぁ、自分で歌いたい気持ちもありました。

──内心は自分が歌いたかった?

A・O・I:もちろんです(笑)。ただ、最初は3ピースのバンドでギターを弾いてソロもとって歌も唄うのはどうだろうって不安があったんです。でも、ライヴで歌ってみて大丈夫だなと思えたので、積極的に「僕にやらせてください」と。初ライヴが2013年の7月5日で2回目が11月8日。その日から僕がすべて歌うようになったので、そこからがR2Y+Jの本当のスタートという感じですね。

■3年かけないと出来なかったアルバムなので
■今、観てもらえたら心動かせる自信はあります

──ちなみに演奏した曲の中には2000年当時の三軒茶屋時代の曲は入っているんですか?

A・O・I:今のところ、ないですね。

──これから出てくるかもしれない?

A・O・I:まぁ、僕は覚えているんですが、Lunaさんが覚えてない(笑)。当時の機材だからMDに入っていて、その中にまともな曲も5曲ぐらいあるんですよ。

Luna:ただ、MDだと今、聴く手段がないからな(笑)。

A・O・I:ちなみにバンド名はその頃から、“なんとかジョーカー”にしようって言ってたんですよ。

Luna:で、今回、バンド名はR2Y+Jという表記にしようということだけ決めていて、後から「これ、何て読もうか?」、「最後がJだから、ジョーカーじゃないの?」みたいな。そしたら誰も読めないバンド名になってしまったという(笑)。

──これを初見で読める人、まずいないですよね。

A・O・I:ははは。ライヴをやるためにバンド名が必要だねっていう決め方だったんです。

──ヒップホップグループに間違えられませんか?

A・O・I:そういう感じですか?

──ラッパーとDJみたいな(笑)。

A・O・I:ああ、ラップっぽいこともLunaさんしてるし(笑)。

Luna:だから、ライヴのMCでもよく「R2Y+Jと書いてリリィ・ジョーカーと読みます」って言ってるんですよ(笑)。紙資料にも読み方を最初に書いてあるし。R2Y+Jっていうのがカッコいいなと思って付けたんですけどね。

──ちなみにどういう意味ですか?

Luna:それは秘密。いずれ内緒でお教えします(笑)。

──じゃあ、最初から奏でたい音のイメージはハッキリしていたんですか?

Luna:「こんな曲やろう」みたいな話は全くしてないですね。前から一緒にやっていたからスタジオに入ったら曲がだんだん出来ていく。

A・O・I:今はデモテープは作ってないんです。スタジオの黒板に僕がコード進行だけ書いて、弾きながら歌ったものにLunaさんとT-Tが相談してリズムを付けていくという。かなり原始的なやり方をして録音しています。原曲を持ち寄ってまとめては壊してそれを繰り返して完成させていくのがR2Y+Jのスタイルなんですよね。

──PCソフトで作るスタイルが主流になっている今、そうやって音を出しながら曲を作っていくことの良さとは?

Luna:デモテープを作っても「こっちのほうが良くない?」ってアイデアが出て変わっていきますからね。

A・O・I:バンドって思ったようにはならないですから。僕自身、何度もデモテープを持っていった経験がありますけど、逆に予測がついちゃったら面白くないっていうのもありますし。R2Y+Jではスタジオでのバンドマジックでデモを超えるものが出来上がると思っているので、なおさら作らないほうがいいなと。

Luna:初動のヒラメキですよね。最初にガーンと音を出した時のインスピレーションで決まるというか、「ベースはこんな感じで、ドラムはこんな感じにして」って口で言うんです。「バスドラがドドドッて来て」とか。たまに「そのフレーズは叩けません」って言われたり(笑)。「じゃあ、叩けるようになって」って(笑)。そんな感じですね。

A・O・I:サウンド的にはオーバーダビングしたりとか同期を入れたりはしないので、3人でまず音を出したほうが柔軟に変化できるんですよ。ライヴでも今のところ、基本同期は流さず生の音だけでやっているので。

──同期を使わないというのもこだわりですか?

A・O・I:現時点で僕はこだわっていますね。結成当初はライヴでサポートギターを入れていたんです。僕が歌ってソロも弾くのでサイドギターがいたほうがサウンドに厚みが出て表現の幅が広がるかなと思っていたんですけど、何度かやる内に3人のほうがむしろ柔軟にいろいろなことができるかもしれないと。

Luna:当初は3ヶ月に1本、イベントを主催するだけだったんですけど、1年ぐらいライヴを繰り返す内に自信がついたのかもしれないですね。

──R2Y+JはUKロックをベースにしたグルーヴィーで切ない曲が多いですけど、歌の裏でもギターフレーズを弾いているから、どうやってライヴで3人だけで表現するんだろうと思ってました。

A・O・I:そうですよね。

Luna:(A・O・Iが)ちょっとおかしいんです(笑)。

A・O・I:まぁ、ライヴヴァージョンではざっくり弾いている箇所もありますけどね。歌とリードギターという立ち位置ですね。

──じゃあ、曲作り、ライヴを重ねていく内に今の形に定まっていったわけですね。

Luna:そうですね。R2Y+Jはこれまでに3枚のマキシシングルを出しているんですけど、レコーディングをしながら3ヶ月に1本のライヴに集中して凝縮させていく形をとってきたことによって固まっていったんでしょうね。主催イベントだけではなく、そろそろ対外試合に出ていこうかと思ったのが1年ぐらい前、3枚目のマキシシングル「CRAWLER/TWILIGHT/UNIVERSE」をリリースした頃で、それまでは土台作りの期間だったんです。プロモーションしなかったのも狙っていたわけではなく、初期の段階では今のようなライヴはできていなかったので、その時点で判断されるよりも、固めた上で、これなら負ける気がしないと思えるところまで持っていこうと。今、観てもらえたら心動かせる自信はあります。

A・O・I:おぉ。熱く語ってますね。同感です。

Luna:だから、ホントに満を持して。『LIMIT CODE』は渾身のフルアルバムって言ってるんですけど、3年かけないと出来なかったアルバムなので。

──でも、それ、勇気が要りますよね。結成したら、早くワンマンやらなきゃ、アルバム出さなきゃって焦るじゃないですか?

Luna:そうですね。

A・O・I:性格的に、ちょっとのんびりしてるっていうのもあるかもしれないですね(笑)。

Luna:それもありつつ、結果的にはそれで良かった。土台作りがガッツリできたことがこの先に繋がっていくとも思うし。

──さっき満を持してと言っていましたが、その積み上げ方自体も原始的なバンドスタイルな気がします。

Luna:ライヴを積み重ねて作った曲を入れられるのは1stアルバムだけだと思うんですよ。僕もEins:Vierの頃は2年3年インディーズで頑張って、バンドを固めた上でやっと待望のアルバムが出る感じでしたからね。R2Y+Jの場合も3年かかったけど、早く出そうと焦ったら、こういう作品にはならなかったと思うんです。この先、『LIMIT CODE』のようなアルバムは2度と作れない。書き下ろしの曲もアルバムを出すことが決まってから書いた曲ではあるけれど、ライヴで何度も演奏して成長させてからレコーディングしていますから。

■僕はバンド人生で初のアルバム
■今は喜びに浸っているところです

──その3年間の集大成とも言える初のアルバムが『LIMIT CODE』なわけですね。アルバムには新曲や過去のマキシシングルに収録されている曲がパッケージされていますが、宇宙空間を漂うような気持ちよさもエッジもあるし、ミラーボールが似合う曲が印象的だったりして。収録曲はライヴに足を運んでいるファンにとってはおなじみの曲ばかりなんですね。

Luna:ガッツリやっている曲ばかりです。いわゆる普通のリズムパターンだったり、普通の展開の曲は少ないと思うんですが、好き勝手にベースを弾いてもA・O・Iくんがちゃんとまとめてくれる。キレイな曲をグチャグチャにしても、最終的にはA・O・Iカラーで覆われるというか、いいところに着地するんです。A・O・Iくんのキャッチーなセンスと俺らのロック感がうまい具合にマッチングして、普通じゃないけど、聴きやすい曲が詰まっていると思います。

──ちなみに曲は全部、A・O・Iさんが作っている?

Luna:僕発信の曲も少しはありますが、基本、A・O・Iくんです。最近は説明すら少なくなってきてコード進行だけ黒板に書いたり。

A・O・I:ははは。いきなり歌い出す事もあります。

──ジャムセッション的なやり方で出来た曲が収録されているんですね。

Luna:そうですね。フリーセッションとまでは行かないですけど。

A・O・I:これまではデモを元に決めて作っていたのですが、R2Y+Jではあらかじめ決めない楽しさがあるんですよ。ライヴでもソロをアドリブで弾く曲もあります。

──あと、やっぱり『LIMIT CODE』には影響を受けたルーツミュージックが反映されていますね。

Luna:‘90年代のUKロックの影響は出ていると思います。っていうか、いまだにそれしか聴いてないぐらい(笑)。新しい音楽も聴くけど、結局、そこに戻っちゃうんですよ。かと言ってキレイで切ない曲しかやりたくないとも思っていないし。

──ノイジーな曲も収録されていますしね。

Luna:ベースはけっこう歪ませてるんですけど、普通はギターとぶつかって音が抜けなかったりするんですよ。それが、A・O・Iくんとは相性がいいのか、どっちもいい感じで聴こえてくるんです。

A・O・I:僕はストラト弾いていて、そんなに歪ませてないですしね。Lunaさんの音が歪んでるから(笑)。

──「VIBES (2016 VERSION)」なんてイントロからして激しく歪んでますからね。

T-T:Lunaさんの歪みはすごいですよ。

A・O・I:芸術的な歪みですよ。同じエフェクター(ロシア製ビッグマフ)を4つも持ってる(笑)。

Luna:もう生産してないから、見つけるたびに買ってるだけなんですけどね。

──こだわりですね。アルバムタイトルを『LIMIT CODE』にした理由は?

A・O・I:これは造語なんですが、3人で出す音の限界調和……いちばんいい状態で調和しているという意味合いでつけました。僕らのいちばんいい共鳴具合みたいなニュアンスですね。アルバムの中身に関しては、活動を開始して早い段階でレコーディングしたのが初のマキシシングルに収録されている「LOST」と「SONIC WAVE」という曲で、アルバムはそこから約3年間、積み重ねてチャレンジしてきた集合体であると同時にスタートラインでもあると思っています。「やっとここまで来たな」とも感じるけれど、聴いていて自分たちの可能性はまだまだこんなものじゃないとも感じる。ヴォーカルは自分の中での理想に届いていないし、曲のヴァリエーションにしてももっとここから発展していける。原石という感じがしますね。

──A・O・Iさんが歌詞を含めてR2Y+Jで伝えたいと思っている世界観について教えてもらえますか?

A・O・I:総合的に言うと、今、僕は音楽に輝きとか光を求めているんです。なので、夢を見たり、可能性を感じたり、そういう漠然としたイメージを聴く人につかまえてほしいんですよ。それで自然と歌詞の中に“空”、“光”、“輝き”という言葉が出てきているんです。何か光るものを感じてもらえたらいいなと思って歌っているし、ライヴでも皆の心に届けばと熱く熱唱しています。

──それは世の中が光り輝いていないからでしょうか?

A・O・I:あまり偉そうなことは言えないけれど、そういう想いはあります。光りが差し込めばいいなって。それこそ僕の希望ですけれど。

──もしかして歌詞もその場で出てくるんですか?

A・O・I:そうです。仮歌の時に“ラララ”じゃなく、適当な歌詞で歌うんですけど、そういう言葉を繋げて歌っているから、最終的にまとめる時にブレないですね。

──なるほど。T-Tさんが今、アルバムに感じている手応えは?

T-T:僕はバンド人生で初のアルバムになるんです。

A・O・I:おめでとうございます(笑)。

T-T:レコーディングが終わった時は「やっと終わった!」って感じだったんですけど、ジャケットのデザインが上がってくるのを見た時には「アルバムだ」って実感して、今は喜びに浸っているところです。ドラム的にはすごく気に入っているスネアを使えたこともあるし、出来上がってきた音にすごく満足しています。3人の音がすごくいい感じで合わさっていて……ドラムの聴きどころありますか(笑)?

A・O・I:「CRAWLER」のドラムの音がいい。

T-T:そうですね。芯があってキレイで。

──A・O・IさんもLunaさんもメロディックなフレーズを弾くプレイヤーじゃないですか。そんな中、ドラムのやりがいや大変さは?

T-T:そうですね。Lunaさんに無茶なフレーズを要求されるので(笑)。

Luna:曲が呼んでるの(笑)。そういう時は叩けるようになるまで待つ。最終的に叩けるようになるので。

T-T:ははは。できるようになっちゃいましたね。

■3ピースの音像でやっていくことは間違いない
■ストレートなロックバンドの形を感じてもらえる

──ちなみにアルバムのリード的な立ち位置の曲というと?

Luna:新しい曲だと1曲目の「BELEAVE」ですね。ライヴのオープニングやエンディングでやっている曲なんです。

A・O・I:コード進行とギターでワンコーラスだけ作ってスタジオに持っていった曲ですね。浮遊感のあるコード進行でナチュラル転調しています。アレンジに関しては最初にライヴで演奏した時と今では違っていて。R2Y+Jの特性として完璧にならなくても聴かせられるところまで持っていけたらライブで演奏しちゃうんですよ。そうする事でライブで曲を成長させる事が出来る。だから、やっていく内に構成が変わることもあるし、「BELEAVE」のイントロも3パターンあるんです。

──その内の1パターンが収録されているという?

A・O・I:そうです。歌詞に関しては、まさに先ほど話したことのドンズバの内容で“心に光”というフレーズがキーになっていて、サビ前で“光”って叫んでいます。あと、いちばん最近書いた「RAY」という曲もタイトルどおり“心に光差し込むように。音楽に輝きを”というメッセージを込めています。という意味では、いちばん最初に作った「SONIC WAVE」から「RAY」まで、詞のモチベーションは変わっていないのでアルバムを通してまとまっていると思います。そのことを象徴しているのがアルバムの最初の曲「BELEAVE」ですね。

Luna:「BELEAVE」ってライヴの1曲目にやる時と最後にやる時の印象が全く違う曲でもあるんですよ。音源だとキレイで聴きやすいかもしれないけれど、ライヴのエンディングで聴いたら“このテンポでこの世界観でなんでこんなに激しいんだろう”と思うかもしれない。オープニングでやる時はジワーッと始まるけど内側では燃えたぎっている。どこの位置に持ってきても引き受けてくれる曲ですね。

──R2Y+Jのキラーチューンなわけですね。

Luna:かもしれないですね。

──最後に6月3日に渋谷VUENOSで開催される初ワンマンはどんな空間になるんでしょうか?

T-T:R2Y+Jとしての初ワンマンなので、時間もたっぷりできるし、楽しみですよね。さらにむちゃぶりされるかもしれない(笑)。

Luna:今日のスタジオでもいっぱい宿題出したので(笑)。

T-T:出てるんですよ。ふだんライヴに来てくれる人もさらに違ったR2Y+Jが見れると思います。

Luna:ドラムソロもあるし。

──ドラムソロは初ですか?

T-T:初ではないんですが、ワンマンなのでソロを、と。

A・O・I:ニューヴァージョンになりますね。ワンマンでは今までのR2Y+Jの曲に加えて新しい曲も披露するので全曲投球ですよ(笑)。新曲も新しい演出も含めて、出し惜しみなしで行くので、見ていただけたら今の僕たちの全てがわかる。今まで観に来てくれていた人にも初めて来ていただく方にもいちばん新しいR2Y+Jをお見せしますので期待していてください。ただ3ピースで今の音像でやっていくことは間違いないのでストレートなロックバンドの形を感じてもらえると思います。

──光の演出も楽しみですね。

A・O・I:はい。主催イベントでお世話になってきたライブハウスなので、照明の方とのコミニュケーションもとれているので。

Luna:「初ワンマンだ!」っていう浮き足立った感じはなく、来るべくして来た感じですね。今、このタイミングでやるしかないと思っていたし、そう思えたのは自分たちの出す音に圧倒的な自信が持てたからなんです。それは3年やってきたからこその自信であり、今の自分たちは間違いなく見た人の心を動かせるライヴができると思っています。さっきのA・O・Iくんの“心に光を”じゃないですけど、“カッコいいな”でもいいし、“心地いいな”でもいいし、気持ちが動いてくれたら最高ですね。あと、ワンマンの会場では『LIMIT CODE』が先行発売という形で買えます。

──ちなみにワンマンだし、MCでも煽ったりするんですか?

A・O・I:ああ、MCでもニューA・O・Iが登場するんじゃないですかね(笑)。R2Y+Jは基本的にライヴではMCしてないんですよ。最後にひとこと、ふたこと言うぐらいで曲をやり続けるのが最近のスタイルなんですが、ワンマンですからね。すごく煽ったりしてね(笑)。

──「オマエら、行くぞ~!」って叫んだら驚きますかね。

A・O・I:「コノヤロー!」とか?(笑)。

Luna:いや、いや。“心に光”ですから(笑)。

取材・文◎山本弘子

■1stフルアルバム『LIMIT CODE』
2016.6.15 OUT
SLR-009 \2,800(税別)
01. BELEAVE
02. CRWLER
03. LOST
04. VIBES (2016 VERSION)
05. TWIRIGHT
06. ETERNAL
07. UNIVERSE
08. RAY
09. LAST DANCE
10. SONIC WAVE

■<R2Y+J presents -S.L.O.D.E CRACKrev.021st FULL ALBUM「LIMIT CODE」発売記念ワンマンライブ>
2016年6月3日(金) 渋谷 VUENOS
開場:19:00 開演:19:30
前売:\4,000 当日:\4,500(共にドリンク代別\500)
【チケット】
発売開始:4月17日より
・e+ http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002187801P0030001
・オフィシャルサイトにてチケット予約受付中

■イベントライブ出演情報
■<dieS 11thTOUR -Do you like M.A.D middle age->
2016年6月25日(土) HEAVENS ROCK Kumagaya VJ-1
open 17:30 / start 18:00
前売¥3,000(D代別) / 当日¥3,500円(D代別)
出演:dieS、R2Y+J、...。「サイレンス」
▼チケット
イープラス 4/3(日)10:00より発売

■<アプレゲール presents 「ChouChou 01」>
2016年7月3日(日) 高田馬場CLUB PHASE
OPEN 17:00 / START 17:30
前売¥3,240(tax in) / 当日¥3,780(tax in)+DRINK¥600
出演:アネモネ / 犬神サアカス團 / the god and death stars / Der Zibet /R2Y+J / (50音順)
※出演者によるセッション有
▼チケット
イープラス 4/16(土)10:00より発売
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002184868P0030001
(問)高田馬場CLUB PHASE 03-5911-2777

最終更新:6月2日(木)15時54分

BARKS