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木造3階建て 校舎増やそう 自治体に呼び掛け 建築基準緩和、林業振興 文科省

日本農業新聞 6月2日(木)12時30分配信

 木のぬくもりが感じられる学校を増やそう――。文部科学省は木造3階建て校舎の整備を自治体に奨励している。公共施設で国産材利用を促進する林業振興の一環。建築基準法の改正により、一定の耐火基準を満たせば建築が認められるようになった。きちんと維持管理すれば築80年超でも利用可能といい、地域のシンボルとして注目を集めることも期待される。

 文科省によると、木造校舎には適度な保温性と吸湿性があり、教室内の温度・湿度を快適に保てる。子どもが転んだ際に衝撃を和らげる効果もある。「地元産の木材を使うことで故郷の自然を理解し、環境を守る大事さを学べる。地域経済の活性化にもつながる」(文科省担当者)。

 柱を太くするなど構造を強化すれば、木造でも鉄筋コンクリート製と変わらない耐震性能になるという。

 昨年6月の改正建築基準法施行後は、(1)天井の不燃化や窓の防火措置など(2)火災発生後1時間は燃え落ちない準耐火構造(3)消火活動や避難のため幅3メートル以上の周辺通路を整備――を満たせば、外観や内装で木材を豊富に使えるようになった。

日本農業新聞

最終更新:6月2日(木)12時30分

日本農業新聞