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東京都議会の取材に行ったら「ネットメディアは報道ではない」と断られた話

BuzzFeed Japan 6月2日(木)5時0分配信

6月1日に開幕した東京都議会。公私混同や政治資金など数々の疑惑が報じられている舛添要一・東京都知事が所信表明演説をした。それはさておき、都議会には、取材や傍聴をめぐる石器時代のようなルールがあることがわかった。びっくりした。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

「ネットメディアは報道として扱いません」

いったん話を戻そう。

この日の午前11時ごろ、BuzzFeedは舛添知事の本会議場での所信表明演説を取材するため、東京都議会にやってきた。

朝9時すぎに電話で問い合わせたところ、「報道受付は始まっています」とのことだった。そこで都議会広報課へ向かい、報道担当の職員にあいさつをした。

この職員の言葉に、腰が抜けた。

「インターネットメディアは報道として扱いません。一般傍聴に並んでください」

えっと、今、21世紀ですよね?

理由を聞いても「責任者は報道対応で忙しい」「私では取材対応ができない」。

この日は大勢のマスコミが詰めかけていた。対応で忙しいのはわかる。聞くと、一般傍聴でも写真撮影や録画・録音ができるという。そこで、総務課に行って許可を申請することにした。

申請書のトラップ

総務課に行くと、「写真撮影許可申請書」と「録音・録画許可申請書」が置いてある。

写真撮影の申請書には、こう書いてあった。

「なお、撮影した写真・写真データ等については、直接・間接を問わず、これを撮影した者以外の者に観賞させ、或いは、提供しません」

つまり、「撮ってもいいけど、自分以外の人に見せたらダメ」ということだ。個人の思い出にはなる。だが文字通りに受け止めれば、写真を家族・友人にも見せられないことになる。もちろん記事には使えない。

録音・録画も同じルールだった。

総務課での説明は……

「これは、実質的な取材拒否ではないですか」

総務課の職員に尋ねた。すると、次のような答えが返ってきた。

「取材なら、広報課に行ってください。一般傍聴の場合、このルールを守ってもらっています。悪用の防止もあります」

悪用?

「議員の手元にあるメモが望遠で撮影され、出回ったことがあるのです」

このことを定めた明文のルールはない。だが、議員からの要望でこうした運用をしているのだという。

納得できたわけではないが、開会時間が迫ってきた。このままだと一般傍聴すらできなくなるおそれがあったため、ひとまず列に並んだ。

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最終更新:6月2日(木)5時0分

BuzzFeed Japan