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広瀬アリス「よし、浮いていこうと(笑)」

Lmaga.jp 6月2日(木)12時0分配信

「コミカルなシーンにしたいなと」

ミステリー界の巨匠・島田荘司の大人気シリーズを映画化した『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』(6月4日公開)。和製シャーロック・ホームズとも称される、探偵が趣味の脳科学者・御手洗潔を演じるのは俳優・玉木宏。長年映像化を拒み続けてきた原作者が「御手洗潔は、玉木宏しかいない」と絶賛したという、まさに待望の映画化となった。そして、原作にはないオリジナルキャラクターである編集者の小川みゆきを演じるのは、女優の広瀬アリス。大阪にキャンペーンでやってきた彼女に話を訊いた。

USJに登場した広瀬アリスとすず姉妹

──「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」のCMキャラクターでもおなじみの広瀬さんですが、大阪はよく来られるんですか?

それがあまり(苦笑)。この前来たのもお仕事だったんで、妹(広瀬すず)と「普通にプライベートで来たいね」って話してました。いつか2人で「USJ来てます~!」ってブログにアップしてると思います(笑)。

──そのブログ、楽しみにしてます。そして今回、主人公・御手洗潔のアシスタントとなる小川みゆきを演じているわけですが、これは映画オリジナルのキャラクターですね。

そうですね。映画だけのオリジナルキャラクターというのは、原作のファンの方にとって違和感が絶対にあると思うんですね。だったら、その違和感を全体的に出そうと思って。あえて馴染まないで、違う形でこの作品を盛り上げていければと思いました。

──ある意味、空気も作るし、空気も壊す存在でしたね。

そういう女の子なので、どうやって作品に馴染もうかと考えたんですが・・・脚本を読んでもまったく馴染まなかったんです。だから、あえて違和感があっていいんじゃないかなと思って演じました。玉木さん演じる御手洗先生との掛け合いも、まったく噛み合ってないですし(笑)。もう一方的に「御手洗先生! 御手洗先生!」みたいな(笑)。でも、それでいいなって。

──実際、いなくても物語は成立するけれども、いないと面白くないという。

そうですね(笑)。物語のキーパーソンになるわけでもなく、大きなヒントを与えるわけでもなく、ただ横にいるだけですから。けど、ホッとするキャラクターというか。

──玉木さん演じる御手洗先生は、IQ300の天才脳科学者ですから、見えている景色がほかの人とは全然違うわけで。誰とも噛み合わない役ですよね。みゆきは相棒でありながら、ほとんど目も合わしてもらえないという(笑)。

ホント、そうでした(笑)。

──今回、大きな事件が3つあって、それが歴史上の出来事とも絡み合って、次第に繋がっていき、最終的に事件の全貌が明らかになるという流れです。

今回の作品は基本ミステリーなんですけど、ストーリーとしては横軸で3つの事件があって、そこに福山市の歴史とも絡んでくることで縦軸も出てくるので。そこに自分も惹かれましたし、この作品ならではの世界観だなって思いました。

──凄惨なシーンもありますし、全体としては重めのトーンで物語は進んでいくので、緊張と緩和とはよく言いますが...。

そうです。ひょこっと出てきて、クスッと笑えるような。みゆきちゃんが出てくる場面は、そんなコミカルなシーンにしたいなと思ってました。

──そこに監督の要望などはあったんですか?

監督からは「突き抜けて欲しい」と言われました。もう、「グイグイいって!」と(笑)。みゆきちゃんのキャラクターをしっかり立てて、ずっとみゆきちゃんでいて欲しいって。だから、そういうことなんだろうなって、ある意味マイペースにできました。よし、浮いていこうって(笑)。

──浮いていこうと(笑)。

逆に現場はめちゃくちゃ明るかったんです。実は今回、お芝居の話や打合せをまったくしていなくて...。でも、お互いが噛み合っていないのがこの映画にとっては一番いいんだろうなって。なんか、一周回って、むしろ居心地良かったくらいで(笑)。

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最終更新:6月2日(木)12時5分

Lmaga.jp