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鳥栖署配属の白バイ活躍、事故92件減

佐賀新聞 6月2日(木)11時29分配信

 鳥栖署管内の交通人身事故発生件数が5月29日現在、前年に比べ92件少ない452件と大きく改善している。4月から同署として初めて配属された白バイ隊員が大きな改善要因の1つ。「自分たちの姿を見ることで、運転免許を取ったときの初心を思い出してほしい」と悪質な違反に目を光らせ、事件事故が起きた際は機動力を生かして迅速な初動対応に当たっている。

 交通課交通指導係として白バイに乗るのは、江頭徳彦巡査部長(45)と石田和嗣巡査長(34)の2人。7年前、石田さんが交通機動隊に新人として着任した際に江頭さんが分隊長を務めており、気心の知れた先輩後輩の仲だ。共に花形部署である白バイ隊員に憧れて警察官を目指したという。

 早朝から夕方まで水色の制服を着込んで白バイに乗り、国道3号、34号、県道17号の主要道路などで違反車両がないかチェック。発見すれば確かな運転技術で追走し、ドライバーを呼び止めて注意する。同時に、小回りが利くのを生かして細い路地も見回り、住民の安心安全にも尽力している。

 人身事故発生件数は月単位でも前年と比べて少ない状況が続いているが、死者数は2人で昨年より1人多い。石田さんは「死亡事故がこれ以上起こらないよう、多発箇所などのデータを生かして見回りたい」。江頭さんは「鳥栖は県境の町なので、10分あれば被疑者に県外へ逃げられてしまう。1分1秒でも早く現場に駆け付けることが、自分たちが配属された意義」と地域へのさらなる貢献に向け力を込める。

最終更新:6月2日(木)11時29分

佐賀新聞