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日沖発とメインイベントで激突する内村洋次郎が「僕なりのMMA」を主張

バトル・ニュース 6月2日(木)17時40分配信

 6月1日午後、都内台東区のカリスジムで内村洋次郎(イングラム)が公開練習をおこなった。内村は6月12日に開催される「PANCRASE 278」で日沖発(ALIVE)とメインイベントで激突する。2013年9月のマルロン・サンドロ戦以来、約2年10ヵ月ぶりにパンクラス参戦を果たす内村は、元パンクラシストの渡部謙吾をパートナーに3分1ラウンドのミット打ちを公開した。
 タイマーのブザーが鳴るとともに鋭い目つきに変わった内村は、ここカリスジムで打撃を磨いているという。3分という短い時間ではあるが、以前よりもパンチ・蹴りともにさらに切れ味が鋭くなったように見受けられた。

 試合まで2週間を切った現在、コンディションは良好で「早く試合がしたい感じです」と話す。怪我やプライベートでの環境の変化によりしばらく試合から遠ざかっていたが、昨年末より環境が整い再び練習に打ち込んできたという。
 「休んでいた間は、普通に大会を見に行かせていただいていました。試合を見ながら、若い選手が出てきたなとか、いい選手がいるなあとかいう感じで、特に変わりはなく過ごしていましたね」という内村。試合から離れている不安や焦りはなかったようだ。
 しかし、内村が休んでいる間にパンクラスのフェザー級は王者交代や強豪選手たちが集うなどにわかに戦国の様相を呈している。内村は「過去に一緒に練習していた選手がランカーになったり、同じ大会に出たことのある選手もいたりしますね。自分が勝つか負けるかはわかりません。でも、勝つためにどんな動きをすればいいかということはかなり変わってきていると思います」と言う。現在、カリスジムで打撃を練習するほか、和術慧舟會HEARTSやリバーサルジム新宿Me,Weなどで汗を流す内村は「できる限り出稽古をやらせてもらっています。自分も、トータルで成長していると思っています」と練習内容に自信を見せる。「前回のパンクラスではリングでの試合でしたけど、ケージで闘うための練習もしています。楽しみです」と、初めてのパンクラスのケージにも不安はない。

 さて、相手の日沖はブラジリアン柔術黒帯にして、TKO世界フェザー級(2008年)、SRCフェザー級(2010年)、修斗世界ライト級(2010年)のベルトを巻き、UFCでも8戦を経験している強豪だ。今年1月パンクラスに電撃参戦し横山恭典を下している。
 内村は「日沖選手は気になっていました。とてもやりがいのある相手だと思います。失礼な言い方かも知れませんけど、簡単な相手とやっても仕方ない。自分を奮い立たせてくれるような選手と闘いたい。今回、そういう相手を選んでくれたパンクラスに感謝しています」と話す。
 日沖の印象は「何でもできますよね。UFCにも出ていますし、すごく強い選手だし、やってみたいと思える選手です。そんなすごい選手を相手に自分がどこまで通用するのか。もちろん自分は通用すると思っていますけど、どこまでやれるのか感じてみたいんです」。ガイ・デルモ、マルロン・サンドロら強豪外国人選手と闘った経験は貴重だが、海外の舞台はまだ経験していない。豊富なキャリアを持つ日沖と肌を合わせることは、今後の内村の格闘技人生において、重要なキーポイントとなるに違いない。
 「日沖選手にテイクダウンされたら向こうのペースにはまってしまいます。そこが相手の強みなのは分かっているので、それをさせないように、僕なりのMMAで立ち向かうつもりです。5分3ラウンドやる気はありません。チャンスがあれば叩き込んでいきます。日沖選手の方が経験もありますし、試合の作り方を知っていると思います。それだけに、仕留められる時に仕留めなければ勝てないと思っています」。

 日沖が内村をそこまで熱くさせるのは何故なのか。「今年の1月にパンクラスでの試合を見た時から意識するようになりました。2階から見ていたんですけど、そのあとファイトパスでも見直しました。相手選手に、ほぼ何もさせなかった素晴らしい試合で、すごく感動しました。あの試合を見て、自分も日沖選手に触れてみたくなったんです。触れてみたい、倒してみたい。直感でそう思いました」。1ラウンド1分35秒、チョークスリーパーでの圧勝が、内村の闘争心を呼び覚ました。

 当日は、どんな試合になるのだろうか。内村は「パンクラスらしい、メインらしい試合にしたいと思っています。そこで“僕なりのMMA”を見てほしい。どうせ行くなら、とことんまで行く。この試合に勝って、タイトル戦線に絡んでいきたいです」と語った。
 ここから、内村洋次郎の新しいストーリーが始まる。

(写真・文/佐佐木 澪)

最終更新:6月2日(木)17時40分

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