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交流戦も勝ち越し発進 SB工藤監督「完封負けの後、初回に取れて良かった」

Full-Count 6月2日(木)23時6分配信

先発中田が好投で今季初勝利「自信になってくれたらいい」

 2日、ソフトバンクは6-2で中日に勝利し、セ・パ交流戦最初のカードに勝ち越した。

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 先発の中田賢一は6回2失点で今季初勝利。課題とされた投球リズムや制球も克服し、出した四球は1個のみ。それを除いて3ボールになった場面が4度あったが、いずれも凡打に打ち取った。前回の登板後、QVCマリンのブルペンでつきっきりの指導を行った工藤公康監督も、満足げに中田のピッチングを振り返った。

「リズムも良かったよね。今日みたいに、あまり考えずに素直に体を動かして投げれば、いいピッチングになる。中田くん本人が一番ホッとしているだろうし、手応えをつかめたところはあると思う。ピッチングコーチを交えて(調整の中で)いろいろとやったことを守って、しっかりやってくれたから成果が出た。中田くんの自信になってくれたらいいし、(指導した)こっちも『よかったね』と思う」

 攻撃面では、好調の今宮健太を今季初めて1番で起用。初回にいきなり四球を選んで出塁すると、そこから打線がつながって3点を奪った。2回には相手エラーで出塁した鶴岡慎也を一塁に置いての犠牲バント。このバントで、今宮は史上最年少での通算200犠打を達成。さらに4回には5号となるソロ本塁打を放つなど、2打数2安打2四球の大活躍だ。

今宮の200犠打には「プレッシャーがかかる中で積み上げてきたこと」

「今は落ち着いているし、自分が打てる球をミスすることなく打ってくれている。200犠打はプレッシャーがかかる中で積み上げてきたこと。本当に『よかったね』と思うよ。今日のように1番で打てるようになれば、彼の選択肢も増えてくる。まだまだ能力は高いと思うし、まだまだ伸びると思うよ」

 1日の試合は、開幕から50試合目で初の無得点に終わったが「その翌日の初回にすぐに点を取れたのはよかった」と工藤監督。その初回の攻撃の中、2番の本多雄一は送りバントを2度ファールにし、結果的にレフト前ヒットでつないだ。

 工藤監督は「バントはしっかりやってほしいけど」と苦言を呈しながらも、「ケガの功名というか、長谷川くんの一打につながったし、松田くんの犠飛もよかった。(中日先発の左腕・バルデスは)左打者に打たれてリズムを崩したんじゃないかなと思う」と、投手目線で分析する。

 前日の初の零封負け直後、工藤監督は「こんなときこそ切り替えて」と語っていたが、その思いは選手たちにしっかりと共有され、そして初回の逆転という形で実践された。だからこそソフトバンクは、強いチームであり続けることができるのだろう。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

最終更新:6月2日(木)23時6分

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