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異例の2部門候補入りに意外な大健闘、悲痛な叫びも…球宴中間発表“悲喜こもごも”

ベースボールキング 6月2日(木)15時30分配信

オールスターの中間発表がスタート

 7月15日(金)と16日(土)に開催される「マツダオールスターゲーム2016」。出場選手を選ぶファン投票が5月24日よりスタートしているが、その中間結果の発表が6月1日に行われた。

 今シーズンの序盤戦を彩った選手たちが票数を順調に伸ばす中、ファンたちの間では喜びや悲しみだけに留まらない様々な反応が見られる。

驚:異例の「2部門候補入り」

 まず今回の中間発表で大きな話題を集めたのが、日本ハムの“二刀流”大谷翔平による「2部門候補入り」だ。

 投げてはここまで3勝4敗、防御率2.81という成績。開幕当初はなかなか勝ちがつかずに苦しんだが、ここに来て2連勝を収め、その間13イニングを投げて自責1と本来の調子を取り戻しつつある。

 さらにすごいのが打の方。打っては打率.365で9本塁打、21打点の大暴れ。打席数が大幅に少ない中、主砲の中田翔と並んでチーム2位の本塁打数を誇っている。

 そんな進化が止まらない4年目の“二刀流”は、まず投手部門で2万5899票を集めて堂々の1位。2位の武田翔太には5000票以上の差をつけている。それに加えて、なんとノミネート外の指名打者部門でも9373票を集めて5位にランクイン。投打で候補に入ってしまったのだ。

 指名打者部門では長谷川勇也(ソフトバンク)が3万2087票を集めてトップを走っており、逆転はかなり難しいところではあるが、もし2部門でのファン投票選出なんてことになれば、史上初の快挙である。

 オールスター戦では、セ・リーグがホーム扱いとなる試合でも指名打者制度が設けられるルールとなっているが、お祭りだからこそ見られる「4番・投手」などという夢への期待を膨らませているファンも少なくない。

 投手としてだけでなく、野手としてもどこまで票数を伸ばすことができるか…。大谷の得票数は今後も要注目だ。

喜:意外な大健闘!

 また、今回目立ったのが、「ノミネート外」選手の健闘。大谷の指名打者もその一例になるが、セ・リーグでは“超変革”の中で頭角を現してきた若虎たちの健闘が光る。

 先発部門では、覚醒の気配を見せる岩貞祐太が5位に入り、捕手部門では育成から這い上がった原口文仁は2位にランクイン。ともに「ノミネート外」から票を集めて上位に食い込んできているのだ。

 阪神は中継ぎ部門の福原忍をはじめ、抑え部門のマテオ、捕手部門の梅野隆太郎、二塁手部門の西岡剛、三塁手部門のヘイグなどなど、ノミネートリストが発表となった時にはすでに離脱していた、もしくはポジションを押さえられていない選手が多くノミネート入り。ファンからは「阪神から選出させる気ないでしょ…」といった声まで挙がっていたほどだ。

 岩貞の先発部門は巨人・菅野智之に大きく水を開けられているものの、捕手部門のトップはヤクルトの中村悠平で2万3485票。2位につける原口は2万0739票を集めており、その差は2,746票。十分に逆転が狙える位置にいる。

 唯一選出圏内入りを果たした外野手部門2位の高山俊を含め、何人がお祭りの舞台に上がることができるのか。「ノミネート外」選手の奮闘が、1つのイスを巡る争いを盛り上げる。

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最終更新:6月2日(木)17時25分

ベースボールキング