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切り札で終われない…広島の大砲・松山竜平は巡ってきたチャンスを掴めるか

ベースボールキング 6月2日(木)18時0分配信

好調打線を支える切り札

 リーグトップのチーム打率と得点を叩き出す広島強力打線の中で、100打席にも満たない出番ながらも大事な場面で結果を残し続ける男がいる。

 松山竜平。9年目を迎える30歳の大砲が、好調広島打線を縁の下で支えている。

 開幕当初は代打での起用がメインも、エルドレッドや新井貴浩といった中軸に疲れが見えたところではスタメンで出場。5月以降はスタメンでの出番を大幅に増やした。

 交流戦に入ると、パ・リーグ球団の主催試合では指名打者制度が採用されるため、松山のチャンスはもっと増えてくる。ただでさえ強力だった打線から投手が外れ、そこに松山が入ると考えるたら...。広島以外のセ5球団ファンはその恐ろしさがよく分かるだろう。

ケガとの戦い、「37」の剥奪…

 九州国際大時代に、九州六大学リーグ新記録となる通算122安打をマークした松山。その活躍が認められ、2007年の大学生・社会人ドラフト4位で広島に入団した。

 1年目から一軍昇格を果たしたものの、そこからの3年間はほとんどを二軍で過ごし、一軍出場は2試合に留まる。

 その後も規定打席に到達したシーズンというのは一度もないが、2013年には1年を通して一軍に定着し、打率.282、10本塁打、52打点と自己最高の成績をマーク。ブレイクの気配を漂わせた。

 ところが2014年のオフ、そんな男に悔しい出来事が起こる。入団から6年間つけていた背番号「37」を、その年のドラフト1位・野間峻祥に奪われたのだ。

 広島の「37」といえば、現在チームを率いている緒方孝市監督が入団時に付けていた番号であり、監督として初のドラフト1位指名選手である野間に譲るかたちとなったわけだが、6年前の入団時に「37」を永久欠番にしたいと語っていた松山にとっては大変悔しい決定だっただろう。

 その年はケガの影響などもあって出場は前年を下回る80試合だったが、キャリアではじめて3割を越える打率を残すなど、手ごたえを掴んだシーズンだっただけに悔しさも倍増だったのではないか。

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最終更新:6月2日(木)18時12分

ベースボールキング

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