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仲代達矢さんの業績回顧 9月に能登演劇堂

北國新聞社 6月2日(木)3時13分配信

 俳優仲代達矢さんが名誉館長を務める能登演劇堂(七尾市中島町)で9月、文化勲章受章を記念し、仲代さんの演劇の歴史を回顧するイベントが開かれる。仲代さんは31年前、中島町で無名塾の合宿を開始し、演劇堂の建設を監修した。イベント「映像で観(み)る無名塾劇世界」(北國新聞社後援)には仲代さんも登場し、思い入れ深い「演劇のまち」から衰えることのない芝居への情熱を伝える。

 仲代さんは1983(昭和58)年、脚本家・演出家の妻宮崎恭子(やすこ)さんらと中島町などを訪れた縁で、85年から俳優養成所「無名塾」の合宿を同町で始めた。以来、毎年のように町で稽古や公演を続け、地元住民と交流を深めた。

 昨年秋、文化勲章受章が決まった時、仲代さんは無名塾公演「おれたちは天使じゃない」で演劇堂の舞台に立っており、地元関係者から祝福を受けた。その際は、演劇堂を「演劇専門ホールとして日本一」と称し、能登発の芝居に懸ける熱い思いを述べた。

 イベントは演劇のまち振興事業団(七尾市)が主催し、9月15~19日に過去の無名塾公演のビデオ上映とトークショーを繰り広げる。85年度の作品「どん底」を皮切りに、「肝っ玉おっ母と子供たち」(88年度)、「リチャード三世」(93年度)、「シラノ・ド・ベルジュラック」(90年度)の公演映像を流す。最終日は97年に演劇堂で行われた第1回ロングラン公演「いのちぼうにふろう物語」を紹介する。

 5日間とも、上映後に仲代さんが各作品に出演した元塾生の俳優益岡徹さんや女優若村麻由美さんらと当時の舞台裏や芝居について語る。

 2日は、七尾市和倉温泉の加賀屋で仲代さんの受章を祝う会が開かれる。

北國新聞社

最終更新:6月2日(木)3時43分

北國新聞社