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「ギター三味線」完成 門前出身の男性、5日音色披露

北國新聞社 6月2日(木)3時13分配信

 輪島市門前町出身の音楽愛好家、沢田正春さん(59)=名古屋市=がギターで三味線の音色を出すことができる「ギター三味線」を試作した。演奏が難しい三味線をギター感覚で弾けるようにし、三味線を楽しむ人の裾野を広げようと製品化を目指している。沢田さんは完成したギター三味線第1号を門前町の音楽仲間に託し、5日の輪島市民まつり(北國新聞社後援)門前会場の催しで音色が披露される。

 名古屋市の映像制作プロダクションでプロデューサーを務める沢田さんは学生時代からギターが趣味で、8年前からは津軽三味線も弾くようになった。日本人の心に響く音色に魅了され、特に若い世代に関心を持ってもらおうと、ギター三味線の開発に乗り出した。

 ギターには弦を押さえる位置で音の高さを変えるフレット(ネックにはめ込まれた金属製突起)があり、三味線とは違って音程が調整しやすい。これを生かし、エレキギターの胴体をくりぬいて三味線の胴を入れ、三味線用の弦を張っている。改良を重ね、これまでに第2号を試作した。今年中には商品化を視野に入れた第3号を製作する予定である。

 新たな楽器をふるさとの人に知ってもらいたいと、沢田さんは第1号を、門前を拠点に活動するアマチュアバンド「バイストリートバンド」でギターを担当する酒井郷夫さん(61)=門前町=に託した。

 酒井さんは市民まつりの一環として、5日午後2時から門前町の旧酒井邸蔵でギターイベントを開き、ギター三味線でロック調の「津軽じょんから節」を演奏する。

 沢田さんは「地元の皆さんにお披露目できるのは、うれしいかぎり。邦楽や三味線に興味を持つ人が増えてほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6月2日(木)3時43分

北國新聞社