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参院選の沖縄各陣営、県議選とのセット戦術展開

沖縄タイムス 6月3日(金)5時3分配信

 6月22日公示、7月10日投開票が閣議決定された参院選は、沖縄選挙区に自民から現職で沖縄担当相を務める自民公認の島尻安伊子氏(51)、県政与党の「オール沖縄」勢力から新人で元宜野湾市長の伊波洋一氏(64)がそれぞれ立候補を予定し、熱戦が繰り広げられている6月5日投開票の県議選とのセット戦術を展開している。沖縄選挙区では新人で幸福実現党県本部副代表の金城竜郎氏(52)も立候補を表明した。
 自民は県議選で擁立している公認、推薦の候補者20人を一人でも多く当選させることで県内政局での存在感を強めると同時に、議席増が参院選への流れをつくるとして島尻氏のセットを徹底している。
 党本部からは5月16日に茂木敏充選挙対策委員長が沖縄入り。那覇市内のホテルで経済界関係者らを集めた大規模な会合を開き「1月の宜野湾市長選で勝利した力を県議選と参院選につなごう」と協力を呼び掛けた。
 島尻陣営も沖縄担当相としての視察を知名度アピールや支持の浸透につなげたい考えだ。告示翌日の28日は沖縄相の立場で恩納村の沖縄科学技術大学院大学などを視察後、自民が現有1議席から2議席への増を狙う沖縄市区入りして2候補を応援。29日以降も各選挙区を回っている。
 「オール沖縄」勢力は伊波氏の選挙母体事務所を県議選後に開く予定だが、本格稼働を前に5月14日には事務局体制を発足。各選挙区の与党系候補陣営と調整し、積極的に集会や街頭演説に入り相乗効果を狙っている。
 勢力の中でも組織力を持ち選挙活動のエンジンとなる連合沖縄は、5月24日に那覇市内で県議選の総決起大会を開催。構成する各労組の幹部を集め、県議選で推薦する候補の当選に向けた取り組みを確認すると同時に、伊波氏も登壇させ両選挙を連動させることも強調した。
 伊波氏本人は告示期間で唯一の週末となった28日、県議候補を応援するために宜野湾氏区を訪れた翁長雄志知事とともに街頭演説会やスポット演説をはしごし、県議選での与党の過半数確保を訴えた。

最終更新:6月3日(金)5時3分

沖縄タイムス