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市長の涙 思い届かぬ悔しさ【米軍属事件取材ノート】

沖縄タイムス 6月3日(金)19時40分配信

 米軍属の男が逮捕された翌日、うるま市の島袋俊夫市長を沖縄防衛局長と外務省沖縄担当大使が訪ねた。2人の謝罪に、市長は絞り出すように「未来ある若者の命が奪われしのびない」と言葉を返し、目頭を押さえた。初めて見る涙にメモを取る手が止まった。
 訪問対応を終えた市長室。「これまでも『再発防止』と言うばかりで変わらなかった。沖縄の思いは政府や米軍に届かないんだろうか」。怒りと失望。やるせない思い。市民の安全を預かる行政トップは涙の訳をこう語り、ため息をついた。
 「再発防止」は守られず、奪われた彼女の尊い命と大切な未来。取材を終えて中部支社に戻る途中、悔しさと悲しさが入り交じり涙があふれ、止まらなかった。(中部報道部・松田麗香)

最終更新:6月13日(月)19時15分

沖縄タイムス