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雨 逆手に集客 連動プラン続々 百貨店、ホテル観光牧場など

日本農業新聞 6月3日(金)13時0分配信

 梅雨時期の集客を狙い、降水確率で商品を割り引いたり、提供するサービスを決めたりする百貨店やホテルなどが相次いでいる。降水確率が上がれば上がるほど恩典が高く、中には通常の2割増のステーキが味わえるケースもある。雨で家にこもりがちな梅雨時期に、消費を刺激しようと、各社が知恵を絞る。

雨予報なら・・・ 商品値引き、ステーキ増量、入場料安く

 百貨店の松坂屋上野店(東京都台東区)は、降水確率に応じて商品を値引きする「降水確率連動セール」を1日から始めた。前日午後5時に気象庁が発表する東京地方の6~12時の降水確率を基に、その日の割引率を決める。「50%」以上だと3%だが、「70%」以上だと5%、「90%」を超えると10%の割引が受けられる。

 同日から展開した、訳あり商品を集めた定番企画「食品もったいないセール」に並ぶジュースなど全9種類が対象。特価商品をさらに割り引くとあって、買い物客は注目する。店頭に掲げたPOP(店内広告)を見た50代の女性客は「天気予報をチェックして、次は雨の日に来たい」と話した。

 通常は買い物に消極的になりがちな雨を、買い物するきっかけにしたいと企画した。同店は「6月は天気に関心が集まる時期。少なからず効果があるのでは」と期待する。

 香川県土庄町の「リゾートホテル オリビアン小豆島」は梅雨の期間限定で、宿泊する前日の降水確率と、夕食で食べられるステーキ肉のグラム数が連動する宿泊プランを展開する。プラン名を「雨得! 降水確率連動型でお肉ゲット!」と銘打ち、お得感を打ち出す。3年目の取り組みだが、予約数は既に前年実績を大きく上回る。

 提供するのは同県の和牛「オリーブ牛」のステーキ。宿泊前日の午前11時の降水確率に連動し、50~100グラムの6パターンから肉の量が決まる。降水確率が80~89%なら80グラム。90%以上だと、通常プランに比べ1、2割多い量を味わえる。同ホテルは「キャンセルが減った」と手応えをつかむ。

 福岡県宗像市にある玄海ロイヤルホテルでは、降水確率に応じて、イチゴ「あまおう」を使ったキャラメルや日本酒など県特産物を提供。6月限定の宿泊プランとして今年から始めた。判断基準となるのはチェックイン時の降水確率。「0%」でも商品を準備し、晴れの日でも予約客を気落ちさせないよう工夫する。

 千葉県の観光牧場、成田ゆめ牧場では、当日朝の降水確率の数字をそのまま入場料の割引率とする。「100%」のときは無料で入場できる。「入場料が格安でも、牧場内の施設や食事の利用による収入が得られ経営が安定する」と強調する。(金子祥也、鈴木薫子)

日本農業新聞

最終更新:6月3日(金)13時0分

日本農業新聞

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