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正木組発砲事件で暴力団組長逮捕 共謀疑い、組織的犯行の可能性

福井新聞ONLINE 6月3日(金)8時9分配信

 指定暴力団神戸山口組系の暴力団正木組(福井県敦賀市)の事務所などに今年2月、銃弾が撃ち込まれた事件で、福井県警敦賀、福井南、福井警察署と県警機動捜査隊、組織犯罪対策課は2日、発砲の共犯として銃刀法違反(発射)の疑いで、指定暴力団山口組系中西組幹部で傘下組織組長の福井市、無職野坂利文容疑者(49)と、同県鯖江市、自称無職香川友貴容疑者(38)を逮捕した。

 認否について組織犯罪対策課は「明らかにできない」としている。この発砲事件の共犯者の逮捕は初めて。

 逮捕容疑は、今年2月23日に正木組事務所などに拳銃の銃弾5発が打ち込まれた事件で、発砲したとして同法違反(発射)の疑いで現行犯逮捕された大阪市、指定暴力団山口組系中西組の傘下組員山本敏行被告(38)=同法違反(加重所持、発射)の罪で起訴済み=と共謀した疑い。同課は具体的な共謀関係についても明らかにしていない。

 野坂容疑者と山本被告が所属する傘下組織は別だが、野坂容疑者は両組織の上部団体幹部でもあることから、福井県警は山口組の分裂を背景とした組織的犯行の可能性を視野に、さらに捜査を進める。

 県警は同日、福井市内にある野坂容疑者の組事務所など計4カ所を家宅捜索し、関係資料約20点を押収した。

 正木組を狙った発砲事件は、山口組の分裂に伴う衝突のさなかに発生。警察庁は3月、こうした各地の衝突を「対立抗争」状態と認定した。4月15日には神戸山口組とともに、傘下に入った正木組も指定暴力団に指定された。

福井新聞社

最終更新:6月3日(金)8時9分

福井新聞ONLINE