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「アリナミン」錠剤の生産能力を倍に 武田薬品

両丹日日新聞 6月3日(金)12時3分配信

 国内製薬メーカー最大手の武田薬品工業(本社・大阪府大阪市中央区、クリストフ・ウェバー代表取締役社長)は、ビタミン剤「アリナミン」錠剤の生産能力を倍増する。京都府福知山市の長田野工業団地にある生産拠点・武田ヘルスケア(100%出資の子会社)の第7工場に30億円を投じ、増産体制を整える。

 武田ヘルスケアの第7工場が、武田薬品が市販する錠剤の大半を製造している。その一つがアリナミン錠剤で、年間売上高が直近の2年にわたって右肩上がりの主力商品となっている。

 特に15年度売上高は前年度比22・1%増と大幅に伸びて252億円で、市販薬事業全体の3割強を占める。

インバウンド需要の高まりなど受けて

 インバウンド(訪日外国人旅行客)の需要が大きく、武田薬品工業は「海外の現地販売でアリナミンを知っている人が、来日時に購入される好循環も影響していると考えられます」と話し、インバウンド需要の高まりと将来の海外展開に備える。

 第7工場では、生産工程で時間がかかる錠剤を糖衣で覆うラインを二つに増やし、17年4月までに稼働させ、現行から2倍の年間24億錠の生産を目指す。

 16年3月期の市販薬事業の売上高は801億円。アリナミン増産により1千億円まで引き上げを狙う。

両丹日日新聞社

最終更新:6月3日(金)12時3分

両丹日日新聞