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キューバでGoogle人気。テクノロジーセンターに無料Wi-Fi環境を提供

ニュースイッチ 6月3日(金)7時50分配信

米国企業で「目に見える形で活動しているのはグーグルだけ」

 【ハバナ=大城麻木乃】キューバで米グーグルのテクノロジーセンター(ハバナ)が人気を集めている。3月にオバマ米大統領がキューバを訪れた際に開所して話題になり、無料でWi-Fiを利用できるため連日、多くの地元住民が押しかけている。キューバはインターネットがつながる場所が高級ホテルなどに限られ、一般市民はほぼネットにアクセスできない。同センターがキューバと米国を“つなぐ”新名所として注目されている。

 テクノロジーセンターはグーグルの「キューバでのネットアクセス拡大計画」を受け、3月21日に開設した。テクノロジーと冠が付くものの、高度な開発は行っていない。グーグルがノート型パソコンを20台寄贈し、無償でWi-Fi環境を提供(写真)している。

 朝9時から夜12時まで1時間当たり18人にパスワードを供与。利用者が多く一部の人は施設の外で順番待ちの状態だ。母親とともに訪れていた20歳前後の女性は「“フェイスブック”を通じ、海外にいる家族と連絡を取っている」と明かした。同センターの広報を務めるレイシーさんは「若者からお年寄りまで、あらゆる層が利用している」と話した。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、2015年の米国との国交回復以降、複数の米国企業がキューバ進出の許認可を得ているが、「目に見える形で活動しているのはグーグルだけ」(米州課の西澤裕介氏)という。

日本企業の進出は?

 キューバのロドリゴ・マルミエルカ・ディアス外国貿易投資相(写真)は1日(日本時間2日)、日本との投資保護協定交渉について「対応する準備がある」と意欲を示した。また10―11月に訪日する予定も明らかにした。経団連や日本貿易会は新たに同協定交渉を希望する国としてキューバを挙げており、実現すれば日本企業のキューバ進出へ追い風となりそうだ。

最終更新:6月3日(金)7時50分

ニュースイッチ