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2戦連発で打点リーグトップ ハム中田翔の打撃を支える“読み”とは

Full-Count 6月3日(金)11時33分配信

「ピッタリとはまった」逆転満塁弾

 日本ハム・中田翔内野手が2日のヤクルト戦(札幌ドーム)で連夜の決勝弾を放った。

 3点を追う6回1死満塁、1ボール1ストライクから、秋吉の真ん中に入る真っすぐをフルスイング。左翼席へ運ぶ逆転10号グランドスラムとなった。

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 その前夜には決勝3ラン。この2試合で7打点を挙げ、リーグ単独トップの49打点。好打を支えているのは“頭脳”だ。

 逆転満塁弾は秋吉の細かな仕草で真っすぐにロックオンした。試合後に、こう明かした。

「(本塁打は)真っすぐというか速い系の球を待ってました。(打席前は)追い込まれるまで変化球を待とうと思ってました。簡単に真っすぐでストライクを取りに来るケースはなかったので。ただ、その中で投手が首をかしげて、サインを変えてきた。『ちょっとおかしいな』と自分の中で感じて……。そこで一気に真っすぐ狙いに変えました。配球(の読み)がピッタリとはまりました」

前夜の3ランも配球の読みが光る

 この打席は初球は外角へ外れる真っすぐでボール、2球目はスライダーでファウル。秋吉は3球目を投じる前に首を横に振り、球種を真っすぐに変えている。まさに配球の読みが光る一発となった。

 前夜も同じだ。マウンドには多彩な球種を持つ左腕・石川。1ボール1ストライクから3球目のシンカーは外角へ外れ、内角球に狙い球を絞った。4球目の内角カットボールを狙い打ちした。

「内寄りの球を待ってました。石川さんはカットボールもシンカーもコントロールがいい。その前の外角に外れるボールになって、その時に『次は内角かな』と。狙い球を変えました。配球(の読み)が当たってくれて良かった」

 対戦データが少ない交流戦では、より打者の能力が試される。各打席での配球の読みは、より重要になってくる。投手の仕草や、それまでの投球の攻め方……。2日までの6試合で5本塁打と量産態勢に入ったが、緻密な作業が4番の打撃を支えている。

 3日の巨人戦(東京ドーム)ではエース・菅野智之投手と対戦する。来春のWBCでは共に主力と期待される存在。両者の細かな動きや1球ごとの攻防にも注目していきたい。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6月3日(金)17時1分

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