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まるで物語のような、バーテンズの“旅”は今夜も続く [全仏テニス]

THE TENNIS DAILY 6月3日(金)20時25分配信

 フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日~6月5日)の大会13日目は、まもなく女子シングルス準決勝が行われる。

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 大会2週目の週末、キキ・バーテンズ(オランダ)はベスト4に入り、まるで物語のような全仏オープンの“旅”を続けている。

 世界ランク58位のバーテンズは、5月中旬に行われたドイツ・ニュルンベルクのクレーコートの大会(優勝賞金4万3000ドル)で、予選を勝ち上がり、本戦入りを果たそうと奮闘していた。

 その大会から12連勝を続けているバーテンズは、今、ロラン・ギャロスの準決勝の舞台に立とうとしている。

 彼女は全仏オープンで128ドローを勝ち上がり、最後の4人に残った。現時点の獲得賞金は少なくとも55万8000ドルだ。

 今夜、ネットを挟む相手は、ディフェンディング・チャンピオンのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)。

 もしもニュルンベルクの時点で、彼女のこの未来について誰かが予測したなら、それは『これまでで最高のジョーク』と笑い飛ばされたかもしれない…と、彼女自身が認めている。

 バーテンズはニュルンベルクでは予選2試合に勝って本戦出場を遂げ、そこから5試合に勝って優勝した。その後、パリに来ても勝ち続け、これまで5試合を勝ち抜いて、そのうち4人がシード選手。1回戦で破った相手は、全豪オープン優勝者で第3シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)だ。その後、準々決勝で第8シードのティメア・バシンスキー(スイス)を7-5 6-2で退け、この準決勝にたどり着いた。

「信じられないことよ。家族全員がここに来ていて、友達も今日、試合を見るためにやって来たの」とバーテンズ。

「私自身、『信じられる?』って言いたいくらい。だって実際、信じられないんですもの。私の両親も『まさか、そんなことが起きるわけがない!』みたいな感じよ。でも、現に起きているのよね」。

 バーテンズは、セレナと過去に一度対戦している。昨年の全米オープン2回戦で、6-7(5) 3-6で敗れた。セレナは彼女のことを『強力なフォアハンドとビッグサーブを打つ』『非常にタフな』相手として覚えていた。そして今、彼女はその顔に“ビッグな”微笑も乗せている。バーテンズとセレナの一戦は今夜、まもなく始まる。(C)AP(テニスマガジン)

最終更新:6月3日(金)20時25分

THE TENNIS DAILY