ここから本文です

地中熱足湯に活用 国内初、郡山の研究所に完成

福島民報 6月4日(土)11時34分配信

 日大工学部と福島県郡山市が同市湖南町の旧赤津小に設けた再生可能エネルギー共同研究施設に、日本初の地中熱を活用した足湯が完成した。地中熱を身近に感じてもらおうと研究員がアイデアを出し合って作った。東日本大震災からの復興の柱となる再生可能エネルギーに気軽に親しめる施設として注目を集めている。
 足湯には、地中熱利用システムで住宅の冷暖房などに使うヒートポンプを活用した。土壌の熱を地下に埋設した熱交換器を用いて取り出す仕組みで、コイルに熱を通し温水を作る。熱を放出する際に生じる冷水で飲み物を冷やすなど、温めることと冷ますことが同時にできる地中熱の利点が理解しやすいよう工夫した。5月下旬に完成し、6人掛けで見学や視察がある際に活用している。
 小熊正人特任教授(57)は「地中熱は分かりづらい点も多いが、足湯を体験することで理解が深まる」と話す。製作に携わった五十嵐賢客員研究員(36)と諸橋憲夫研究員(53)は「難しい点もあったが無事完成できた。足湯を通し、一人でも多くの人が地中熱に関心を持ち、技術の担い手になってくれれば」と期待している。
 足湯は今後も改良を重ねていく方針で、地域住民を巻き込んだ地域のコミュニケーションの場としての活用も検討していく。

福島民報社

最終更新:6月4日(土)11時40分

福島民報

豊洲へなぜ市場移転 経緯と課題

築地から市場が移転される豊洲で、都が土壌汚染対策をしていなかったことが発覚。そもそもなぜ豊洲に移転するのか、経緯と課題を知る。