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埼玉西武、埼玉県が初の協定 観光やスポーツ振興で連携、地域活性化へ

埼玉新聞 6月4日(土)10時30分配信

 埼玉県とプロ野球パ・リーグの埼玉西武ライオンズ(所沢市)が3日、観光やスポーツの振興などで相互連携し、県民サービスの向上や地域活性化に取り組む「包括的連携協定」を結んだ。プロ野球チームが本拠地とする都道府県と同協定を締結したのは初めて。上田清司知事は「観光とスポーツを軸に埼玉西武の力を借りて埼玉を盛り上げていきたい」と話した。

 埼玉西武は、これまで県が実施している子どもの夢の実現を応援する「青少年夢のかけはし」事業にOB選手を派遣。女性の社会進出で経済を活性化させる「ウーマノミクスプロジェクト」で多様な働き方を実践している県内企業に無料招待券を提供するなど、県の事業に協力してきた。

 協定は子ども・青少年の育成や地産地消、高齢者支援など17項目にわたるが、まずは観光とスポーツの振興から連携して取り組む。例えば、観光では長瀞ライン下りなどの県の観光資源と埼玉西武の試合観戦をセットにした企画などを検討していく。台湾に3カ所ある西武系のホテルと県が現地に8月から配置する「埼玉国際観光コンシェルジュ」が協力し、県の観光資源を売り込む。

 スポーツでは、埼玉西武の野球教室などを県民参加型のスポーツイベントに発展させたり、西武プリンスドーム(所沢市)周辺で県の情報を発信する催しを開催。県スポーツ振興課職員がユニホームを着用して仕事をする。

 協定締結式は県庁知事室で行われ、居郷肇社長は「埼玉西武ライオンズも埼玉の代表として、埼玉県を全国に発信できるように取り組んでいく。県と一緒にインバウンド(外国人旅行者)にも試合を観戦してもらえるようにしたい」と述べた。

最終更新:6月4日(土)10時30分

埼玉新聞