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PGAツアーが新スタッツを導入 松山英樹で見てみると?

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 6月5日(日)10時29分配信

PGAツアーは1日、選手のパフォーマンスをより詳細に把握するための新スタッツ導入を発表した。

【画像】今年の歴代V大会は見せ場なく終わった松山英樹

これは、2011年に導入された「ストローク・ゲインド・パッティング」(パットのスコア貢献率)を拡張したもので、2014年に登場した「ストローク・ゲインド・ティ・トゥ・グリーン」(ショットのスコア貢献率)を、さらに以下の3分野に分割した。

(1)ストローク・ゲインド・オフ・ザ・ティ
・パー4、及びパー5のティショット

(2)ストローク・ゲインド・アプローチ・ザ・グリーン
・パー3のティショット、及びパー4、パー5での2打目

(3)ストローク・ゲインド・アラウンド・ザ・グリーン
・グリーンエッジから30yd以内の全ショット

PGAツアーの公式サイトで紹介された実例を使って、もう少し詳しく説明したい。なお、PGAツアーはショットリンクと呼ばれるシステムを導入して以降、全選手の全ショットの距離と場所(ティ、フェアウェイ、ラフ、バンカー、グリーン、その他)を記録している。

2015年の「ザ・プレーヤーズ選手権」を制したリッキー・ファウラー。最終日の18番(446yd/パー4)で、ティショットを330yd飛ばしてフェアウェイに置き、残り116ydの2打目を16フィート11インチ(約5m)につけて、1パットでバーディとした。

まず、446ydのパー4でのPGAツアーの平均ストロークは4.100。116ydのフェアウェイからホールアウトするまでの平均ストロークは2.825なので「4.100-2.825-1=0.275」で、ファウラーはティショットで0.275ストロークを稼いだことになる。ホールアウトに要する打数を0.275ストローク削ったという意味合いだ=(1)。

116ydのフェアウェイからの平均ストロークは前述の通り2.825で、ファウラーは16フィート11インチにつけた。この距離からの平均ストロークは1.826なので「2.825- 1.826-1=-0.001」で、ファウラーは0.001ストロークをロスしたことになる=(2)。マイナス数値はストロークを失ったという意味だ。

そして、この距離を1パットで沈めたことで、ファウラーは「1.826-0-1=0.826」で0.826ストロークを稼ぎ出した。

ファウラーがこの1ホールで得たストロークは「0.275 + (-0.001) + 0.826 = 1.100」。これは、446ydのパー4の平均ストローク4.100から実際のストロークである3を引いた値ともイコールになる。

さて、これらのデータをもとに松山英樹の昨シーズンと今シーズンの違いを見てみると、今年は「ストローク・ゲインド・アラウンド・ザ・グリーン」が、昨年のプラスからマイナスへと転じ、順位も26位から132位へと大きく落としていることが分かる。

それでも、3項目(オフ・ザ・ティ、アプローチ・ザ・グリーン、アラウンド・ザ・グリーン)の合計である「ストローク・ゲインド・ティ・トゥ・グリーン」はむしろ1.388から1.738へと上昇しており、ティショットとセカンドショットで、グリーン周りのスコア損を補っていることがうかがえる。また「ストローク・ゲインド・パッティング」に大きな変化はないが、90位前後の順位から考えれば、まだ向上の余地が残されていると言えるだろう。

これらのデータ分析が可能となるのは、全18ホールに数人ずつのボランティアスタッフを配置して、第1組から最終組まで、全選手の打球を記録し続ける作業のたまもの。日本ツアーでは、まだお目にかかれないシステムだ。(オハイオ州ダブリン/今岡涼太)

最終更新:6月5日(日)12時16分

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

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