ここから本文です

自由に見渡せる「360 度動画」のMVは、クリエイターの世界アイデア合戦の舞台に!

M-ON!Press(エムオンプレス) 6月5日(日)18時6分配信

HD、3D、VR……テクノロジーの進化によって、次々と登場する映像技術。そして今、最新の映像技術を取り入れた新しいスタイルの動画として人気なのが「360 度動画」だ。

2015年3月にYouTubeが360 度動画に対応することを発表したのをきっかけに、多くのクリエイターがその制作を始めた。

YouTube上にアップロードされた360 度動画は、PCでは、画面左上の十字ボタンを押すことで、またスマートフォンでは本体を傾けることで、画面上の視点を360度自由に動かすことができるのが大きな特徴だ。

このあらたな仕様を、音楽業界も続々と取り入れ始めている。

■いち早く360 度動画を取り入れたEDM界のトップDJ

世界的なミュージシャンの中で、早々に360 度動画のミュージックビデオを制作したのが、EDM界のトップDJ・アヴィーチー(Avicii)だ。

「Waiting For Love」のミュージックビデオでは、360度の回転する視点を生かすため、半円状に8枚の扉を設置した場所が舞台。

その扉を10人のダンサーが、まるで瞬間移動のように自由自在に行き来しながら、ダンスを披露する。

ちなみに、どんなトリックになっているのか、360度の回転機能を生かして思わず探りたくなるが、そうすると時折登場するアヴィーチー本人を見逃してしまうという、ニクい演出になっている。

■受賞式が丸ごと360 度動画になったMTV Video Music Awards

アメリカの「MTV Video Music Awards 2015」では、受賞式全体を収める360 度動画が導入された。

優れたミュージックビデオを表彰する同イベントでは、受賞記念のライブシーンのみならず、スピーチからレッドカーペット上での様子までを360度動画で撮影。

レッドカーペットでの撮影を終え、気を抜いた様子でマネージャーと話すアーティスト、プレス席から離れて大胆なカットの撮影を試みるカメラマン、お目当てのアーティストのパフォーマンスに絶叫し続ける熱心なファン……。

360 度動画ならば、通常のテレビカメラでは映されることのない自分の好みポイントを、ずっと見ることができる。

■街歩きをする女の子の谷間から、渋谷を360度で眺める

360度動画でミュージックビデオを作っているアーティストは日本にもいる。

2016年5月に発表されたラブリーサマーちゃん「PART-TIME ROBOT」のミュージックビデオは、360度の撮影が可能なカメラを胸元に着けた女の子が、渋谷の街を歩き回って撮影した作品。

訪れるのは、ゲームセンター、楽器屋、CDショップなど、カルチャーが好きな若い女の子が休日に行きそうな場所ばかり。

「街歩きをする女の子の谷間から、渋谷の風景を眺める」という、不思議な体験ができるミュージックビデオに仕上がっている。

世界中のクリエイターが次々と発表されている360度動画。旬が加速する映像界の今を見逃してはいけない。

最終更新:6月5日(日)18時6分

M-ON!Press(エムオンプレス)