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映画祭で“ドローン”イベント開催!「1人1台の時代」はすぐソコ!?

Movie Walker 6月5日(日)19時57分配信

国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)は、ドローン技術をリードするDJI JAPANとコラボレーションし、「ドローン クリエイティブセミナー ~DJIがもたらす映像クリエイティブの未来~」を6月5日に表参道ヒルズ スペースオーにて開催。

【写真を見る】「ドローンは、映像を語る上で欠かせないものだと思う。はずせないテーマなので今回は絶対に取り上げたかった」と別所

イベントでは、世界最大のドローン企業 DJIの呉代表取締役、日本を代表するドローンパイロットの中村佳晴氏、「WIRED」日本版副編集長、SSFF & ASIA代表の別所哲也、フェスティバルアンバサダーのLiLiCoらがトークセッションや、ドローン操作のデモンストレーションを行った。

まずイベント前、別所にインタビューを実施した。「このようなドローンに関するイベントを今回開いたことの意義」について聞いてみると「ドローンは、映像を語る上で欠かせないものだと思いますし、ショートフィルムメーカーのみならず注目されているテーマなので今回は絶対に取り上げたかったんです」とのこと。

「ドローンを使った撮影の技術の中で素晴らしいと思う点は?」との質問には、「デジタル技術の進歩のおかげで、今は、なかなか人が入れなかったような場所に入れるようになりましたが、さらに、ドローンは小型化、軽量化されたカメラが搭載されていて、パソコンやスマホ、GPSと連動しているので、自由にバードビューが撮れるようになったんです。だから、今まで撮れなかったような映像が撮れるようになったんですね。映像表現の可能性を広げていると思いますし、これは画期的なことだと思います」。

「ドローン技術の今後の展望は?」との質問には「今後はクリエイティビティが問われると思っていて、どういう風に使われるか、というところが気になりますね。バードビューだけじゃなくて、水中ドローンで海の中の映像もどんどん見られるようになって。陸海空さまざまな場所での撮影の可能性をドローンが作り出してくれるんじゃないかと思っています」と熱く語ってくれた。

イベントでは、呉代表が「ドローンでは、3.5km離れたところからでも映像が撮れます」と説明。それを聞いたLiLiCoは、「(映像表現で使うなら)男のドン引き発言の後で3.5kmブワーッと飛んでいくような撮影をすれば、女性のドン引き具合を表せて面白いですよね」と提案。すると別所は「すみません!LiLiCoさんの妄想が止まりません(笑)」と会場に向かって謝罪し、会場は笑いに包まれた。

そしてLiLiCoは「私はプロレスに出ているんですけれども、入場のシーンとか、プロレスでもドローンを使ってほしい。ドローンの風で、意欲も高まりそう!」と発言。続けて「これからはすべての企業にも必要だと思う!」と語った。

ちなみに、呉代表曰く、「外は航空法があるのでライセンスが必要」とのこと。「今後はユーザーがライセンスを取ることや、安全に運転できるパイロットを育成することも課題ですね」と話しつつ、「インストラクター向けの講習は無料でやっているんですよ」と、講習会についてもアピールした。これに別所は「ドローンパイロットの肩書きを持っているなんて、すごく今っぽいですよね!」とニッコリ。

さらにLiLiCoは「ドローンは、結婚式のビデオを撮るときにも必要になってくると思う!」とアイデアを追加。別所も「これからはショートフイルムを1本全てドローンで撮るとか、ワンカットのドローンムービーを撮るとか、いろんなアイデアが出てきそうですね。組み合わせで可能性も広がりそう。ドローン×クリエイター×物語とか、ドローン×レンズとか。ショートフィルムフェスティバル20周年や東京オリンピックに向けてドローンでの提案ができるようにしていきたいですね」と、今後の意気込みを語った。

呉代表は「ドローンは1番安いもので5万円です。1人1台の時代はくると思う。スマートフォンと変わらない値段ですから」とも解説した。これには「昨日の飲み代より安いや!『王様のブランチ』のディレクターたちとの飲み会で6万円もしたの」と驚くLiLiCo。「5万円なら、彼氏からもらえたら嬉しいな」と付け足すと、呉代表が「チャン・ツィイーさんは、彼氏からのプロポーズの指輪をドローンでもらったそうですよ」とプレゼントでの使用例を示し、LiLiCoは「チクショウ!やられた!」と苦々しい顔を浮かべた。

同イベントでは、“桜を通じて再開する男女”を巡るショートフィルムも上映した。このショートフィルムは、DJIのInspire 1 RAWとOsmo RAWのみを使い撮影。4K RAWの高精細な映像の撮影をコンパクトなセットアップで行うことができたという。撮影者からは「スケジュールや予算がなくても思うようなショットが撮れるようになったと思います」と、実感のこもった声。LiLiCoからさまざまなアイデアが出たことについては「結婚式で使うのは面白いと思いますよ。そういうプランが出てきても良いと思う」と太鼓判。呉代表も「以前、参列者に地面に寝てもらって、空から集合写真を撮ったことがあります」と、ユニークな撮影を行ったことを思い返して話してくれた。

最後に呉代表は「イベントで至近距離で参加者の皆さんとお話しができて良かったです。ディープな話ができました。3年前に開催したドローンのイベントとはレベルが違いましたね」と満足げな表情。「来場者のみなさん、ドローンに詳しかったですね」と、ドローンの浸透具合にも驚いていた。【取材・文/平井あゆみ】

最終更新:6月6日(月)11時12分

Movie Walker