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「セクシー俳優」から「映画俳優」へ 貪欲に上を目指す斎藤工の思い

dmenu映画 6月5日(日)15時0分配信

“映画俳優”という言葉でピンとくる俳優が少なくなって久しい。1年間で500本以上の日本映画が公開されている昨今の状況にも関わらずだ。だが、「映画」にこだわっている役者は確実にいる。中でも斎藤工は今年、新たな飛躍を遂げそうな予感がする成長株だ。

綾瀬はるかとのダブル主演で人の心が読めるテレパスを演じたラブコメディ『高台家の人々』と、「準備万端。バルタン星人」などと奇妙な言葉を操る謎の青年役で藤山直美や岸部一徳らベテランに伍した存在感を放つ『団地』が同じ6月4日に公開されるのをはじめ、今年公開される出演作は15本近くになる予定という。「去年は映画(の撮影)にシフトしたんですよね」と本人が言う通り、その成果が続々と発揮されているのだ。

ブレークのきっかけはドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち』

ブレークのきっかけが2014年、フジテレビの連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち』だったことは、誰もが認めるところ。「セクシー俳優」「顔面性器」「抱かれたい俳優ナンバー1」などさまざまな“称号”を得た。『団地』で共演した藤山からも「上手に女性をだますんやね」と賛辞を送られたそうだ。以降、ドラマを中心に出演オファーが殺到し、芸人との交流で磨いた!? 下ネタもこなす軽妙なトークでバラエティ番組でも重宝された。だが、2001年公開の映画『時の香り リメンバー・ミー』で俳優デビューし、「映画は特別な存在」と常々公言しているほど思い入れは強い。

子どもの頃から映画館に通い、高校時代はレンタルビデオ店の「あ行」から借り始め、全作品を制覇したという逸話を持つほどの映画通。広くアンテナを張り、「こんな小さなものまで」と驚くほどの作品にコメントを寄せていることもあり、自分の働くフィールドを知り尽そうとするその探求心には見習うべきことも多々ある。2011年から続くWOWOW「映画工房」で、その見識の広さ、深さを知るファンも多いだろう。

斎藤工を飛躍させた原田芳雄の金言

20代には雌伏の時期もあったが、実は30歳を前にしてドラマで共演した故原田芳雄の金言が大きな糧となっている。「あと10年はムチャクチャやりなさい」。『竜馬暗殺』や『原子力戦争』に影響を受け、原田に憧れを抱いていた青年は、“型にはまらず生きざまをさらけ出すのが俳優の仕事”と解釈。事実、2011年にはドラマも合わせて同時に6本の脚本を抱える貪欲さで上昇のきっかけをつくった。

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最終更新:6月5日(日)15時0分

dmenu映画

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。