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蜷川さん、稽古中の姿も さいたま芸術劇場で追悼写真展、12日まで

埼玉新聞 6月5日(日)10時1分配信

 5月12日に80歳で死去した川口市出身の演出家、蜷川幸雄さんを追悼する写真展が、蜷川さんが芸術監督を務めた埼玉県のさいたま芸術劇場(さいたま市中央区)で開かれている。12日まで。

 蜷川さんの最後の演出作品となった舞台「尺には尺を」が11日まで上演されるのに合わせて開催。シェークスピアの戯曲全37作品の上演を目指し、蜷川さんが1998年から手掛けた「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の舞台写真を中心に計34点を展示している。

 写真は「ニナガワスタジオ」と称される大稽古場わきの廊下(ガレリア)に展示。「ロミオとジュリエット」「ハムレット」など、シェークスピア作品を演じる藤原竜也さん、阿部寛さん、唐沢寿明さんら俳優陣の気迫に満ちた表情をはじめ、台本を片手にほほ笑んだり、鋭い眼差しで演技指導する稽古中の蜷川さんを切り取った姿も。車椅子で同劇場に姿を見せた晩年の蜷川さんの写真もある。

 蜷川さん死去の翌日から12日まで記帳台と献花台を設置。同劇場によると、神戸市など全国から訪れた2544人が記帳している(1日現在)。同劇場担当者は「舞台鑑賞前に立ち寄り、献花や記帳を済ませる方が多い」と話す。午前9時から午後10時まで。入場無料。

 問い合わせは、同劇場(電話048・858・5500)へ。

最終更新:6月5日(日)10時1分

埼玉新聞