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特産サツマイモ「すいおう」で芋焼酎 坂戸で販売、女性にもオススメ

埼玉新聞 6月5日(日)10時10分配信

 坂戸市や市農産物生産組合が特産化に取り組んでいるサツマイモ「すいおう」を原料に製造した芋焼酎が完成し、10日から市内の酒販店などで販売される。すいおうは主に葉と茎を出荷し、芋の部分は廃棄していたが、今回は芋の部分を使用。「すっきりと軽やかな味わいで、女性にも飲みやすい」とPRしている。

 すいおうの生産を始めたのは2012年度から。「ブランド農産物を作ろう」と有志農家が試験的に栽培を始めた。すいおうはサツマイモの葉や茎をおいしく食べられるようにと開発された品種。ビタミン類やミネラル類などが豊富といい、学校給食で提供するなどしてきた。

 だが芋の部分は甘みが少なく、食べるのには適さない。そのため、大部分は廃棄されてきたが、同様にすいおうの生産に取り組んでいる高知県内では芋焼酎の原料として使われていることから、同組合でも有効活用することにした。

 製造は茨城県内の酒造会社に依頼。試作品を作るなど、試行錯誤を重ねてきた。「減圧蒸留器で低温蒸留することで、すいおうの芋本来の風味と香りを引き出し、まじりっけなしのおいしさにこだわったものになった」という。

 価格は1本1620円(税込み)。市内の酒販店やJAいるま野坂戸農産物直売所など13カ所で販売される。生産量の関係上、今回は640本の限定販売。生産に取り組む農家が昨年度の9人から今年度は13人に増えていて、来年度はさらに生産量を増やす予定だ。

 市は「すいおうの知名度は少しずつ広がっている。生産量を増やしたり、活用法をさらに研究していきたい」と話していた。

 問い合わせは同組合事務局(市農業振興課内、電話049・283・1419)へ。

最終更新:6月5日(日)17時37分

埼玉新聞