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お年寄りの徘徊に備え 南砺市細野地区で模擬訓練 

北日本新聞 6月5日(日)22時8分配信

 南砺市は5日、同市細野(城端)の細野会館やその周辺で、認知症高齢者の徘徊(はいかい)を想定した模擬訓練を行った。住民約20人が参加し、認知症のお年寄りが行方不明になった場合の対応に理解を深めた。

 模擬訓練は昨年度から行っている。本年度は細野地区を手始めに、今後4箇所で順次行う。

 北陸病院(南砺市)の職員でつくる劇団「やまだん野」が、認知症高齢者がいる家庭を想定した寸劇を披露した。

 目の前に孫がいるにもかかわらず、高齢女性が孫を迎えに保育園へ出掛けると主張する場面などを演じ「無理やり言うことを聞かせようとせず、出ていく理由を穏やかに聞こう」と呼び掛けた。

 寸劇の後、参加者は5班に分かれ、徘徊者役の住民を探す訓練を行った。顔写真や服装が記された書類を持ち、住民たちは名前を呼びながら探した。徘徊者役を見つけると、目線を合わせて優しく帰宅を促した。

 同病院の池田真由美医師による講話や、市民が無料で登録できる徘徊SOSダイヤルの紹介もあった。

北日本新聞社

最終更新:6月5日(日)22時8分

北日本新聞