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中継ぎ投手の地位を向上させた「ホールド」という記録

ベースボールキング 6月5日(日)20時30分配信

奮闘光る中継ぎ投手たち

 5日の中日-楽天戦。2点リードの最終回を締めた中日・田島慎二が、自身が持つ開幕からの連続無失点記録を「31」に更新。“開幕”からの条件を外した連続無失点の記録としても、高橋聡文(現阪神)が記録した球団記録に並んだ。

 今やストッパーとなった田島であるが、当初は中継ぎ投手の一人だった。田島をはじめ、リリーフ投手たちの奮闘が光る今シーズンの序盤戦。

 日本ハムの左腕・宮西尚生は5月14日の西武戦で1回を無失点に封じ、7つめのホールドを記録。これでプロ野球史上2人目の通算200ホールドを達成。ほかにも西武のアンダースロー・牧田和久がロングリリーフにフル回転し、中継ぎにも関わらずチームの勝ち頭になるなど、各チームで中継ぎ投手たちの活躍ぶりが話題となっている。

「ホールド」ってなに?

 投手の分業が進む現代野球において、中継ぎ投手の重要度は増し続けている。

 これまではそれほど目立つことも少なかったポジションであるが、「ホールド」という記録が浸透し、「最優秀中継ぎ投手」のタイトルも確立した今、その地位は一気に向上した。

 そもそも、「ホールド」とはどんな記録だろうか。野球をよく見るという人でも、詳しく答えられる人は少ないのではないだろうか。「ホールド」を記録するには、まず以下の4つを満たすことが条件になる。

(1)先発投手、勝利投手、敗戦投手のいずれかでもなく、セーブが記録されていないこと
(2)自チームの最終守備イニングの3アウト目を取った投手ではないこと
(3)アウトを1つ以上取ること
(4)降板した後、自身に記録された失点によって自チームが同点に追いつかれたり、あるいは逆転されたりしていないこと


 この4つは、いわば前段階。「ホールド」を取りに行くための最初のステップとなる。そしてこの状態で、以下のいずれかを満たすと、はじめて「ホールド」が記録される。


【1】自チームがリードしている場合、以下のいずれかの条件を満たしリードを保ったまま降板する
 1)3点以内のリードで登板し、1イニング以上投げる
 2)迎える2打者に連続本塁打を打たれたら同点、または逆転される場面で登板する
 3)点差にかかわらず、リードした状況で登板して3イニング以上投げる

【2】同点の場面で登板し、以下のいずれかの条件を満たして降板する
 1)同点のまま失点を許さず降板する
 2)登板中に自チームが勝ち越した場合、リードを保って降板する

 と、ここまでをクリアすると、ようやく「1ホールド」を得ることができるのだ。

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最終更新:6月7日(火)15時48分

ベースボールキング

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