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「お寺朝市」4カ所に拡充 金沢、買い物弱者支援に

北國新聞社 6月5日(日)3時38分配信

 「買い物弱者」の支援を目的に金沢市内の寺院で開かれている「金沢いきいき朝市」が今月から新たに2カ所で始まり、計4カ所に増設される。近くに食料品店が少なく、車の運転も難しい高齢者らのために、野菜などを境内で格安販売する。運営者は「30カ所を目標に支援の輪を広げたい」と一層の拡大を見据えている。

 朝市は、笠市町の浄土真宗本願寺派照円寺と、石引1丁目の真宗大谷派善徳寺で新設される。いずれも周辺にスーパーや青果店がないことから、朝市を運営する神宮寺町の合資会社タカハシ代表、高橋敏雄さん(76)が開設を呼び掛けた。

 照円寺は7日から毎週火曜、善徳寺は10日から毎週金曜に、いずれも午前10時から開催する。市内や内灘町の協力農園から仕入れた無農薬、低農薬栽培の野菜などを販売する。

 高橋さんは2012年から市内で朝市を開設しており、現在は小将町の真宗大谷派常福寺と、橋場町の真宗大谷派善福寺でそれぞれ水曜、木曜に開いている。常福寺では朝市に合わせ、住民有志が民生委員の常駐するテントを設置している。金沢医療技術専門学校の学生もテントで健康相談に取り組むなど、朝市を通じて地域の高齢者を見守る仕組みができ始めた。

 高橋さんは「これから朝市を新設する寺院も、将来的に常福寺のような場所になってほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6月5日(日)3時38分

北國新聞社