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三浦大知が躍動!オリラジの本気具合?5月の「ミュージックステーション」を見てわかる、今のJ-POPシーン

M-ON!Press(エムオンプレス) 6月6日(月)18時6分配信

音楽ブロガー・レジーが、「ミュージックステーション」の放送内容を基に最新のJ-POP事情についてお届けする連載「月刊 レジーのMステ定点観測」。

5月のMステは通常放送が毎週計4回放送されました。過去のVTRの多いスペシャルよりはこっちのほうが面白いですね。前後編でお届けする今回、まずは「これぞ本物!」と唸ってしまったこちらのパフォーマンスの話題からどうぞ。

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■真打登場!(1):三浦大知

今月のMステで真っ先に語るべきものと言えば、6日に出演した三浦大知のパフォーマンスではないでしょうか。

新曲「Cry & Fight」の冒頭で披露したのは、なんとオケなしのアカペラ環境での歌唱とダンス。「踊りながら歌う」というただでさえ難しい行為をバックトラックに頼らずにこなす(しかもテレビの生放送で)というとんでもないチャレンジをばっちり決めてみせました。

Folderとしてデビューしたのが1997年なのでキャリア自体はかなり長い彼ですが、ここ1年ほどでその確かな実力にスポットライトの当たる機会が増えてきている印象があります。

また、先日の「トットてれび」(NHK)にチャップリン役で出演し、Folder時代からの盟友でもある満島ひかり(ともにFolderのメンバーとしてデビューを果たしました)との共演を果たすなど、お茶の間レベルでの注目度も高まりつつあります。

一方で、今回の楽曲「Cry & Fight」にはアンダーグラウンドシーンで活躍しているトラックメーカーのseihoを起用しており、「音楽好き」も納得のクオリティを担保しています。様々なシーンを橋渡しする「ハブ」的な存在になり得る可能性を秘めている彼の今後がとても楽しみです。

■真打登場!(2):モーニング娘。’16

三浦大知が見せた「本物感」に通ずるすごみを感じさせたのが、27日に出演して新曲「泡沫サタデーナイト!」を披露したモーニング娘。’16。

ここ数年女性アイドルの楽曲では「ディスコテイスト」のものが流行っていますが、その中味は正直言って玉石混交。「みんながやっているからやった」としか思えないようなものも存在するなかで、「泡沫サタデーナイト!」が醸し出す底抜けの楽しさとその裏側に漂う絶妙な切なさの組み合わせの妙は素晴らしいとしか言いようがありません。

「LOVEマシーン」(1999年リリース)の時代からこの路線にトライしているグループの看板に恥じないこの楽曲は、作詞作曲がSMAP「Joy!!」を生み出した赤い公園の津野米咲(重度のハロプロ好きでもあります)、編曲がモーニング娘。の2001年のヒット曲「Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~」を担当した鈴木俊介によるもの。やはりJ-POPの職人の仕事には味があります。

ちなみにこの日はグループにおける「ぽっちゃりキャラ」として知られている鈴木香音、通称ズッキのグループ卒業前の最後の出演でした。

今後は「福祉の仕事を目指す」という彼女、ラストステージにありがちな湿っぽい感じはなく最後まで楽しそうだったのが良かったです。卒業ライブとなった31日の武道館公演も盛り上がったみたいですね。

■シャレもここまで来ると……(1):RADIO FISH

6日のMステに出演したRADIO FISH、というかオリエンタルラジオ。3月に続いて2度目の登場となりましたが、その間にも様々なメディアで「PERFECT HUMAN」を披露しては話題を呼んでおり(4月の「嵐にしやがれ」では嵐のメンバーと一緒にこの曲を踊るという企画もありました)、いつの間にか「今年を代表する1曲」になってしまった感があります。

そんな不思議な状況について、トークパートではこの日出演していた西川貴教(T.M.Revolution)が「調子乗んな! 帰れ!」とヤジを飛ばしていました。

この日のパフォーマンスでは中田敦彦が1番サビでステージ下から飛び上がって登場(そして着地にちょっと失敗)、さらに2番サビでは大勢のダンサーを従えながらみこしに担がれるという演出が用意されていましたが、これらは中田本人によって考案されたものとのこと。

本気で「アーティスト」をやろうとしているのか、それとも彼らなりのシャレなのか、判断が難しいところです。この曲が入ったアルバムもオリコンの週間ランキングで初登場4位と好調な動きを見せており、この旋風はまだまだ続きそうです。

■シャレもここまで来ると……(2):DAIGO

「シャレ? 本気?」という話で言えば20日に出演したDAIGOの「KSK」も該当するでしょうか。北川景子との結婚式で歌うために作られた楽曲がそのまま配信され、さらにMステでも披露されるという今までにはあまりなかった流れ。

正直なところこの曲を世の中の人たちがどういうテンションで受容しているのかよくわからないのですが(レコチョクのランキングではデイリーチャート1位を記録していました)、こういうストレートなバラードはいつの時代も一定のニーズがありますね。

この日のトークでは北川景子と交換日記をしていたというエピソード(歌詞にも登場します)についてタモリに説明していましたが、タモリ「何について書いてたの?」、DAIGO「まずは家族構成から……」、タモリ「え!?」、というやり取りが面白かったです。

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[前編]はここまで。[後編]では総選挙の投票がいよいよ始まった48グループの話題などについて取り上げる予定です。6月7日(火)のアップをお待ちください!

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【2016年5月6日放送分 出演アーティスト】
家入レオ「僕たちの未来」
Sexy Zone「勝利の日まで」
RADIO FISH「PERFECT HUMAN」
aiko「もっと」
T.M.Revolution「HOT LIMIT」
三浦大知「Cry & Fight」
SKE48「チキンLINE」

【2016年5月13日放送分 出演アーティスト】
西野カナ「あなたの好きなところ」
Hey! Say! JUMP「真剣SUNSHINE」
Dream Ami「トライ・エヴリシング」
工藤静香「嵐の素顔」「Without Your Love」
嵐「I seek」

【2016年5月20日放送分 出演アーティスト】
きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」
A.B.C-Z「Take a "5" Train」
back number「僕の名前を」
aiko「信号」
DAIGO「K S K」
嵐「Daylight」

【2016年5月27日放送分 出演アーティスト】
きゃりーぱみゅぱみゅ「CANDY CANDY」「にんじゃりばんばん」「もんだいガール」「ファッションモンスター」「5iVE YEARS MONSTER」
モーニング娘。'16「泡沫サタデーナイト!」
森山直太朗「嗚呼」
西内まりや「Chu Chu」
平井 堅「Plus One」
AKB48「翼はいらない」
ポルノグラフィティ「THE DAY」
堂本 剛「T & U」

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TEXT BY レジ―

最終更新:6月6日(月)18時6分

M-ON!Press(エムオンプレス)