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『モンスターハンター ストーリーズ』開発者インタビュー完全版!

ファミ通.com 6月6日(月)17時0分配信

●新機軸の『モンスターハンター』はどうなる!?
 モンスターと絆を結び、ともに生きる“ライダー”たちが主人公のRPG『モンスターハンター ストーリーズ』(以下、『モンハンストーリーズ』)。当記事では、週刊ファミ通2016年6月2日発売号で掲載した、開発者インタビューの完全版をお届けしよう。


●約5年越しに実現した『モンハン』RPG
――本作を企画した経緯をお聞かせください。

辻本 『モンハン』を作っていく中で、モンスターの生態や世界観に興味を持っていただけたユーザーが結構多かったんです。それと、『モンハン』はモンスターがキャラクターとして人気が高いこともあって、これらをコンセプトにしたRPGを作りたいという話を2010年くらいからしていました。

――ライダーの設定もそのときに?

辻本 モンスターにスポットを当てたかったので、ハンターではなく、モンスターと共存するライダーという立場からハンターを知ったり、モンスターとの触れ合いやハンターへの見かたを楽しんでいただけたらと思っていました。

――なるほど。今回発表された“黒の凶気”とは、いったい何でしょうか?

辻本 黒の凶気は、本作の世界では過去に一度起きた現象で、一度は解決しているんです。それは伝説として語られてきましたが、時の経過とともに人々から忘れ去られてしまう。そこへ再び黒の凶気が発生するという……。この現象は、植物が枯れ始めたり、モンスターの生態に影響したりとさまざまです。それを解決していくのがメインのストーリーとなるのですが、そのほかにサブクエストもあるんです。それも楽しんでほしいですね。

――続いてシステムについての質問なりますが、仲間になるモンスター“オトモン”と“絆ゲージ”についてお聞かせください。

辻本 せっかくモンスターと冒険するので、ライダーとふたりで何かやりたいという思いから、絆ゲージが生まれました。絆で結ばれたオトモンが自分で考えて行動することで、絆ゲージが溜まります。ライダーが指示を出すこともできますが、そのときは、溜めた絆ゲージを少し使うんです。絆ゲージが最大まで溜まるとライドオンができ、オトモン固有の絆技を出せる仕組みになっています。

――つぎに、伝承の儀についてお願いします。

辻本 伝承は、2頭のモンスターを掛け合わせて、もともとモンスターが持っていた能力を目覚めさるシステムです。モンスターはレベルアップで強くなるのですが、それ以外の成長要素として伝承の儀を用意しました。オトモンはそれぞれ3×3のスロットを持ち、空きスロットに絆遺伝子を伝承させ、目覚めさせていくシステムになっています。ちなみに、空きスロットの形は、同じモンスターでも違うんですよ。例えば、2頭のリオレウスがいるとして、1頭目のリオレウスよりも、2頭目のリオレウスのほうがスロットの形が活用しやすい、といったことも生じます。そのため、伝承の儀で育てやすいスロットを持つモンスターや、「あの能力を伝承させたい!」と思えるモンスターを見つける楽しみもあるんです。

――ドスランポスやアプトノスのようなモンスターでも、いわゆる“神スロット”みたいなものがあれば活躍できると?

辻本 そうですね。同じモンスターでも、それぞれスロットの違う個性がありますので、どんどん集めたくなりますよ(笑)。

●『モンハン』らしさを随所に感じる冒険
――ところで、プレイ時間はどのくらいを想定して作られているのでしょうか?

辻本 まだテストプレイの段階ですけど、ストーリーだけを進めた場合で40~50時間くらいでしょうか。ストーリーは、つぎの目的地が表示されたりするので迷わずに進めやすいのですが、本作は採取や採掘もできるんです。途中でそのようなポイントがあったら、ついつい寄り道してしまいますよね。モンスターの巣も同様に、発見したらタマゴ欲しさに入ってしまう。でも、寄り道したとしても、そこで手に入れたものは後々有効に使えるようになるので、絶対にムダにはなりませんよ。ストーリーとは別にサブクエストも多数ありますから。

――採取や採掘と言えば、主人公の装備は、やはり素材から生産するのでしょうか?

辻本 そこは従来の『モンハン』シリーズに近いですね。武具屋兼加工屋で購入もできますし、生産もできます。あと強化もできますが、これについての詳細は、続報をお待ちくださいということで(笑)。

――わかりました(笑)。ちなみに本作に登場する武器は4種類ということですが、これらに絞った理由をお聞かせください。

辻本 本作はRPGとして作っています。RPGの場合だと、武器種を多く用意しても、あまり代わり映えしないものになってしまうため、それぞれの特徴を活かせる片手剣、大剣、ハンマー、狩猟笛の4種類に絞らせていただきました。装備に関しては、これまでの『モンハン』シリーズで出てきたものが数多く見られますよ。

――キャラクターは従来のシリーズと比べるとかわいらしい雰囲気ですが、プレイ層については?

辻本 プレイしていただければわかるのですが、モンスターの動きも『モンハン』ですし、ストーリーも、どちらかというと僕らの世代が共感できるような内容になっています。幅広い世代の方に楽しんでいただけるようなゲームを目指して開発を進めているので、ぜひ一度はプレイしていただけたらと思いますね。

――話は変わりますが、本作はamiiboにも対応しているんですよね?

辻本 はい。『モンハン』シリーズでは初めての対応になりますね。モンスターにライドオンしているライダーのamiiboになるのですが、ライダーの乗せ換えができたりします。ほかにもいろいろと仕込んでいるのでお楽しみに。

――amiiboを使うことで、どのようなことができるのでしょうか?

辻本 オリジナルのオトモンがもらえるうれしい特典があります。amiiboだけでなく、伝承の儀も含め、「おもしろくなりそう」と思う要素は極力入れています。もちろんやり込み要素もありますよ。ですので、結構なボリュームになると思います。

――ゲーム内容から少し外れますが、『モンハンストーリーズ』のアニメの放送時期についてお聞かせください。

辻本 10月から毎週日曜午後8時30分より、フジテレビにて放送されます。

――では、ゲームをプレイしながらアニメを観る、というような感じになるのですか?

辻本 アニメもベースはゲームが原作なんですけど、ゲーム内ではあまり描いていないサブキャラクターにも視点を当てた話などを用意したいと考えています。

――いちユーザーとしても楽しみですね。
 
辻本 『モンハン』シリーズをプレイされた方、『モンハン』はプレイしたことはないけどRPG好きな方、ともに楽しんでもらえる内容になっています。楽しみにお待ちください!

モンスターハンター ストーリーズ
メーカー:カプコン
発売日:2016年10月8日発売予定
価格:5800円[税抜](6264円[税込])
ジャンル:RPG

最終更新:6月6日(月)17時0分

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