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<Wコラム>終盤を迎えた『テバク』を韓国の視聴者はどう見ているか

WoW!Korea 6月6日(月)21時51分配信

第20話を終えているチャン・グンソク主演の『テバク』。いよいよ、一番盛り上がる終盤の残り4話に入っていく。この時点で韓国の視聴者は『テバク』に対してどんな感想を持っているのだろうか。気になることを調べてみた。

チャン・グンソクのプロフィールと写真


■絶賛されるチェ・ミンス

 『テバク』に関してネットで視聴者の反応を調べてみると、7割ほどは批判的な記事で占められている。特に、脚本家に対する風当たりが強い。そのあたりは後に取り上げることにする。

 視聴者が一番絶賛しているのはチェ・ミンスの演技である。第1話が放送されたときから称賛が絶えなかったが、それがずっと続いている。

 代表的な意見は次のようなものだ。

「今までのドラマでのチェ・ミンス。アクションシーンはちょっときまりが悪く、オーバーに見えてそんなに好きでなかったですが、『テバク』でのチェ・ミンスは最高だ! 節制されたカリスマ! 本当に最高の真の王の姿! とてもすばらしい。チェ・ミンスがこのドラマの柱のようだ。あなたのためにこのドラマを見ます」

「もっともリアルだったのは粛宗を演じたチェ・ミンスだった。もっとも強烈で、現実的に生きている演技をしたチェ・ミンスに拍手を送る」

 チェ・ミンスは、『テバク』の粛宗(スクチョン)役が本当に久しぶりのドラマ出演だった。

 長い空白を経て久しぶりにチェ・ミンスを見たら、その演技に鳥肌が立ったというのが多くの視聴者の実感ではないだろうか。


■最高にカッコいいテギル

 チェ・ミンスに関しては、次のような意見にも大きく頷ける。

「『テバク』が終われば、何を楽しみにすれば……。私たちの家族は、ドラマはこれだけを見ていたんだけど……。チェ・ミンス氏がいて均衡がヒッタリおさまって、軽くならずに良かったです。チェ・ミンス氏、はやく他のドラマにもちょっと出てきてください」

 視聴者は早くも次のチェ・ミンスの出演に期待を寄せている。

 チェ・ミンスは『テバク』で華々しく復活したといえるだろう。

 一方、主役のテギルを演じるチャン・グンソクはどうだろうか。

 ファンが温かい視線でチャン・グンソクを応援している。

「最高にカッコいいテギル」という題名の意見は次の通りだ。

「テギルの名場面は数多いです。テギルの眼の光と表情が最高でした! これからも、テギルの涼しげで痛快な勝利を期待します」

 テギルのキャラクターを魅力的に捉えた意見もある。

「『テバク』のポイントはテギルのキャラクターです。それが、他の時代劇との差別化にもなっています。最後まで、制作陣にはテギルの魅力をちゃんと生かしてほしいです。ペク・テギル、ファイティン! 『テバク』、ファイティン! 」

 読んでいても、ファイトが出るような意見である。


■主役の出演シーンが少ないのでは? 

 一方で、チャン・グンソクが主役としてひんぱんに出てこないのはなぜ、という意見もあった。

「画面転換で毎度チャン・グンソクの感情のシーンを粉々にして、表情演技中の途中に切り捨てています。チャン・グンソクの出演が多ければ分かりませんが……。チャン・グンソクの出演も少ないのは、いつもチャン・グンソクのシーンを切るからですか? 予告や先行公開で出てきたはずなのに、本放送で出てこない場面が、チャン・グンソクだけなぜ多いのでしょうか。本当に演技が上手な俳優なのに惜しいですね」

 これは、視聴者の偽らざる実感だろう。

 主人公なのに、テギルの出演場面はそれほど多くない、といった印象がある。このあたりは、脚本の仕上がりの上で仕方がないのかもしれないが……。

 その脚本に、視聴者の矛先が向かっている。

「ドラマで脚本の比重がどれくらい重要なのかがわかるドラマです。怒りがわいてくるほど、演技者が痛ましいだけです」

 こう書いてきた視聴者の心情が理解できる。

 どんなに優秀な俳優も、結局は脚本の中だけしか動けないのだから……。


■最良のクライマックスを願う

 終盤を迎えた『テバク』。韓国の視聴者の反応を調べると、どうしても脚本問題に触れざるをえない。批判の数が多いからだ。

 代表的なものを紹介しよう。

「このドラマの場合は、脚本問題が最も大きいと見えます。回を重ねるほど、なぜこのドラマの題名が『イ・インジャ』ではなくて、『テバク』なのかという疑問が浮かびます。3年前から準備したと聞いていますが、全くそんなふうに感じられないです。そうならば、このようにドラマの大きい幹が揺れてはいなかったですから。

 脚本家と監督に尋ねたいですね。ドラマの企画意図、視聴者がどう感じるのかという視点で作っているのか、と。

 ドラマに出演するすべてのキャラクターは、みな各自の位置があります。主演は主演らしく、助演は助演らしく、特別出演は特別出演らしくという話です。ところで、このドラマはあらゆることがみな変わっているようです。

 脚本を書く作家は、いかなる場合でもドラマの大きい幹だけは手を付けてはいけないと考えます。ところが、このドラマは丸ごと揺さぶっていて、それなら演出で、まともに捉えるべきなのに一緒に揺さぶっているので、言うべきことがありません」

 この意見を読むと、『テバク』の視聴率がなぜ伸びないのかがわかるような気がする。ドラマの「幹」が揺らいでいたのだ。

 残りは4話。堂々たる構成で最良のクライマックスに向かってほしい。そのことを心から願っている。


文=「ロコレ」編集部
(ロコレ提供)

最終更新:6月6日(月)21時51分

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TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。