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もしものときのための「個人賠償責任保険」とは?

ベネッセ 教育情報サイト 6月6日(月)16時0分配信

子どもが自転車で人にぶつかってケガをさせて、9,000万円の賠償を請求された、実際にあった事例です。意図せずに人にケガをさせたり、物を壊したりして法律上の賠償責任を負ったときに保険金が支払われるのが「個人賠償責任保険」です。

「個人賠償責任保険」が適用される具体的なケースとは?

保険というと、生命保険や医療保険、学資保険などに目が向きやすいかもしれません。確かにそれらも大切ですが、意外と知られていない割に重要な保険に「個人賠償責任保険」があります。個人賠償責任保険は、日常生活の中で意図せずに他人をケガさせたり、他人の物を壊したりして、法律上の損害賠償義務を負った場合に保険金が支払われる保険です。

こう説明してもイメージしづらいかもしれませんので、どのようなケースが想定されるのかを具体的に見てみましょう。

◎自転車でぶつかって人にケガをさせた。
◎飼い犬が人をかんでケガをさせた。
◎ベランダから植木鉢が落下して通行人にケガをさせた。
◎スキーなどのスポーツで人にぶつかってケガをさせた。
◎マンションで水漏れを起こし、階下に被害を与えた。

子どもが関わるケースも、いろいろと考えられます。
◎子どもが友達と遊んでいて、誤ってケガをさせてしまった。
◎買い物中に子どもが誤って商品を落として破損させた。
◎子どもが駐車中の自動車を誤って傷つけた。

いかがでしょうか。「身近にありそうだな」と思われたケースもあるのではないでしょうか。中には高額な賠償を求められるケースもあり、特に自転車事故は数千万円という賠償額が発生した例もあります。

火災保険や自動車保険の「特約」としてすでに加入していることも

個人賠償保険の特徴として、一人が加入すると家族全員が適用となるケースが多いことがあげられます。例えば、保護者が加入していて、子どもが自転車事故を起こしたような場合でも保障の対象となります。それでいて、年額1,000円程度からありますので、他の保険と比べてリーズナブルと感じられるかもしれません。

「急いで加入しなければ」と思ったかたもいるかもしれませんが、実は個人賠償責任保険は、火災保険や自動車保険の「特約」として付帯されているケースが少なくありません。記憶が定かではない場合は、ご加入の保険について今一度チェックしてみてください。その際、保証限度額は数千万円から無制限まで幅が大きいので十分な額であるかを確認しましょう。

「示談交渉サービス」の有無もチェックを

最近、単体での個人賠償責任保険はなくなっています。特約として加入していない場合は、クレジットカードの会員専用に個人賠償責任保険のプランが用意されていることもあります。また、近年、個人賠償責任保険の一種である「自転車保険」が増えていますが、保障の範囲はさまざまですので内容をよく確認しましょう。

保険会社によって、示談交渉サービスの有無が異なるので、その点もチェックが必要です。示談交渉サービスがない場合、事故後に自分で示談交渉を行わなければなりません。これは相当に大変です。最近は示談交渉サービス付きが主流になりつつありますが、古いタイプにはないことがありますので注意してください。

ベネッセ 教育情報サイト

最終更新:6月6日(月)16時0分

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