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神戸製鋼・加古川の上工程集約工事進捗。7月から6号連鋳試運転

鉄鋼新聞 6月6日(月)6時0分配信

 神戸製鋼所が、加古川製鉄所で進めている上工程の集約工事が順調に進捗している。現在、線材ブルーム用の6号連鋳設備の取り付けを行っており、その下工程の第2分塊工場の能力増強も年内には完了させる予定。2017年11月には神戸製鉄所の高炉操業を停止し、上工程を加古川に全面的に集約する。

 柴田耕一朗加古川製鉄所長は「熊本地震によるユーザー側の影響が心配だが、アプルーバル(ユーザーの品質承認)もほぼ終え、計画通りに進んでいる」としている。
 6号連鋳設備は、電磁撹拌やミスト冷却など神戸製鉄所のノウハウを生かすとともに、パスラインを長くし高品質のブルームを生産できる体制を整える。取り付け工事は6月中に終え、7月からは試運転に入る予定。
 さらに第3高炉の改修や2基目の脱リン炉の設置など上工程の増強投資を行っていく。
 製銑に対し能力不足となっている製鋼は、クレーンの改造や操業上の工夫で、690万トンまで引き上げている。今後はさらに700万トンまで引き上げ、製銑と製鋼の能力均衡を図る。
 加古川製鉄所の今年度上期の粗鋼生産量は月平均51万トンの計画だが、第3高炉改修に伴う前倒し生産を除けば、ほぼ前年同期並みの49万トンとなる見通し。鋼材生産は前年上期と同じ月間40万トンの見込みだ。

最終更新:6月6日(月)6時0分

鉄鋼新聞