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三井アウトレットパーク北陸小矢部 来場者 目標上回る440万人/富山

チューリップテレビ 6月6日(月)20時55分配信

 去年7月にオープンした三井アウトレットパーク北陸小矢部の昨年度の来場者数が、当初見込んでいた年間350万人を大きく上回り、推定でおよそ440万人にのぼっていたことが分かりました。

 一方で、波及効果を期待していた商店街は、厳しい状況が続いています。

 6日開かれた記者会見。三井アウトレットパーク北陸小矢部のオープンから今年3月末までの8か月あまりの実績が明らかにされました。それによりますと、売り上げは、およそ143億円。来場者数は推定でおよそ440万人に上るということです。

 来場者の内訳は、小矢部市や高岡市を中心とした県内と、石川県が、それぞれ4割、そのほかに福井・新潟・岐阜であわせて2割を占めています。年齢層としては20代から40代がメインで主にファミリーで店舗を訪れるケースが多いと分析しています。

 また、北陸ならではの購買傾向もみられました。
 全国13店舗あるアウトレットパーク。ここ北陸小矢部店では県内の持ち家率が高いことも影響して生活雑貨がより好調だったということです。

 開業当初、年間の売り上げ目標を170億円、来場者数目標を350万人と位置づけていた三井アウトレットパーク北陸小矢部。今年度、県内の各観光地と連携して海外の観光客を呼びこみ、北陸エリア一体に賑わいをもたらしたいとしています。

 去年12月にオープンしたアルビス小矢部店をはじめ、アウトレットモールを中心に、新たな商業エリアができつつあります。秋には、ミニホテルがオープンする予定で、周辺では、ほかにもいくつかの建設計画が進行しています。

 「アウトレット付近に民間企業が入ってきて活性化してきている。アウトレットモールの年間300~350万人の1%を誘客しようとの思いでやってきていて、現在、4月末現在でおよそ1%強。ある程度達成されている」(小矢部市役所企画政策部・田中一之次長)

 しかし、石動駅周辺や商店街で聞いてみると、アウトレットの波及効果を実感するのは難しいようです。小矢部市では、アウトレット客を街なかによびこうもうと、飲食店などで利用できるクーポンを3回発行。しかし、参加した店舗へのアンケートでは、およそ6割の店がアウトレット開業後の来店客数について、「変化なし」と答えています。

 1万部以上を配布したものの、クーポンの利用はわずか278件、今年5月に大幅リニューアルし、第4弾のクーポンを発行しました。
 小矢部市では、空き店舗や空き地への出店に補助金を出していて、2015年度は、前の年より5件増えて13軒。市役所では、小矢部市への出店意欲が飲食店を中心に高まっていると見ています。
 「街なか等だけ見るとまだ人数は増えていないのが実態ではあるが、なんとかアウトレットで終わらずにアウトレットから小矢部市に人を引き入れていきたい」(小矢部市役所企画政策部・田中一之次長)

 開業2年目に向けて、アウトレットモールの波及効果をどう生かしていくのか、官民あげての知恵の出し合いはこれからが本番です。

チューリップテレビ

最終更新:6月6日(月)20時55分

チューリップテレビ