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元ベイ助っ人ブラッグス氏インタ後編、乱闘の与田氏と「一杯飲みに行きたい」

Full-Count 6月6日(月)16時47分配信

与田氏との乱闘シーンには米国の仲間も「ビックリ」

 球団名が横浜大洋ホエールズから横浜ベイスターズに変わった1993年。ベイスターズの初代4番打者だったグレン・ブラッグス氏(53)が、このたび、20年ぶりに来日。インタビュー後編は野球ファンが印象深い乱闘や、日米の野球観などを語ってもらった。

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――ブラッグス氏といえば、1994年6月23日の中日戦、与田投手(現楽天投手コーチ)との乱闘シーンが記憶に残る。もし今、与田さんに会うことができたら話したいことありますか?

「もう終わったことだから特に言うことはないけど(笑)。あれは試合中に起きたことだから、野球の一部だと思っているし、試合終了と同時に忘れているよ。当時も、次の対戦の時に話をして、仲直りをしたつもりでいるから。もし今、会うことがあったら……“握手して一杯飲みにいこう”っていうかな」

――与田さんとの乱闘の時にカッとなったのは、それだけ試合に対する気持ちが強かったということ?

「そうだね。あの頃は特に中日は血気盛んなチームだったから自分でも許せないところがあったんだよね」

――乱闘はやはり思い出に?

「アメリカで、ファンタジーキャンプ(OBがメジャーリーグのキャンプ地に行って、一般の人を集めて野球の練習や試合を体験するもの)っていうのがあって。そのときに当時の仲間にあの乱闘のビデオを見せたらビックリしていたよ。レッズにいたときは穏やかで、そんなことをするはずがないと思われていたから。でも、日本でもアメリカでも試合が始まったら、闘争心むき出しで戦うべきだと思うし、試合が終わったらそれで終わり」

ブラッグス氏が感じる日米の違いは?

――今の日本の野球では乱闘はほとんどないけど。

「え?俺にカムバックしろってこと?(笑)もともと日本の野球はそんなに喧嘩をするようなことはないんだよね。乱闘はアメリカの野球からきたものだと思うんだけど。でも…、僕も中日だけなんだけどね(苦笑)」

――今の選手に思うことはある?

「日本の野球を見る機会があまりなくて、スポーツニュースでハイライトシーンくらいしかみていなんだけど、日本でもアメリカでも世代がかわると野球のプレースタイルもかわると思うし、それはしょうがないと思う。それを否定するつもりはないよ。僕は僕のやり方でやっていたし、今現役の人たちは今のやり方でやっているし、そうするべきだと思うしね」

――ブラッグスさんが感じるメジャーと日本の違いとは?

「日本とアメリカの違いは日本の選手の方が試合を楽しんでいるように思えるんだよね。やりたいことをやっているような気がする。アメリカでは、たとえば打った後にパフォーマンスをすることもしなければ、打ったあとに打球をじっとみていることも許されない。パフォーマンスが少ないんだ。そんなことをしたら、次の打席で球をぶつけられるし。僕は日本のやり方に賛成で、例えば三振とったピッチャーがガッツポーズするのはいいのにも関わらずバッターがホームランを打った時に派手なパフォーマンスをしてはいけないって言われているから、フェアじゃないって思うんだよね。

 確か少し前に、バティスタが、3ランホームランを打った時に、走らずにずっと打球をみてバットを投げてっていうのが議論を呼んだんだけど、僕はそれは問題ないことだと思う。去年のプレーオフでバティスタがレンジャーズ相手にそういうことをして、年が明けても2回対戦して、2回目の最後の打席で球をぶつけたんだけど(仕返し死球)それも議論を呼んだんだよね。僕はその打った後のパフォーマンスはありだと思うんだけどね」(※編集部注・ブルージェイズとレンジャーズは昨年のプレーオフ地区シリーズで対戦。2勝2敗で迎えた第5戦で、同点で迎えた7回にブルージェイズのバティスタが決勝3ランを放ち、豪快にバットを放り投げた場面が大きな話題となった。先月の同カードでは死球を受けたバティスタが走塁時に二塁オドールに激しいタックルを浴びせ大乱闘に発展)

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最終更新:6月6日(月)17時35分

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