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【Chart insight of insight】アニメ主題歌は専門家?それとも門外漢? ポルノグラフィティとEGOISTの大人な対決

Billboard Japan 6月6日(月)14時25分配信

 今週はHot Animationに注目。アニメの主題歌というと、一昔前なら声優やアニメ専門のシンガーが歌っているものだった。しかし、いつの頃からか、そういったものとは別に、ロック・バンドやポップス・シンガーが続々と参入。リスナーにとっては、アニメ・タイアップかどうか知らずに聴いてるということも珍しく無いだろう。

 その代表的なものが、今週のHot Animationで1位を獲得したポルノグラフィティの「THE DAY」(【表1】)。Hot100でも3位という好成績を収めている。TBS系のアニメ『僕のヒーローアカデミア』はオープニングに使用されているが、彼らはもちろんアニメ専門のアーティストではない。しかし、タイアップ自体は非常に多く、前回のシングルも映画『名探偵コナン 業火の向日葵』の主題歌だった。そして、今回も好調なチャート・アクションを起こしている。グラフを見ると、ダウンロードの売上(紫のグラフ)、ラジオのオンエア回数(緑のグラフ)、ツイッターのつぶやき指数(水色のグラフ)など、すべてが2週前から同じような上昇をしている。そこへ来てフィジカルの発売日を迎え、一気にトップに踊りでたというわけだ。このバランスの良さは、彼らがアニメだけに頼らなくても、アーティスト・パワーをしっかり持っていることの証拠でもあるのだ。

 一方、Hot Animationで2位ヘと潜り込んだのが、EGOISTの「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」(【表2】)。Hot100でも4位に入っている。アニメ・ファンでなければ聞き慣れない名前かもしれないが、それも当然。アニメ・タイアップがメインのグループなのだ。この曲は『甲鉄城のカバネリ』のオープニング・テーマになっており、コアなアニメ・ファンにはしっかりと浸透しているが、一般的には微妙。グラフを見てもらえばわかるが、ツイッターもラジオのオンエア回数も動画再生数も換算されていないのだが、それでもこの成績とは驚嘆に値する。それだけ、アニメ・ファンからの絶大な人気の強さが伺える楽曲だといえるだろう。

 いずれのパターンも、アニメ・タイアップの定番の動き。アニメ主題歌の二極化はまだまだ続きそうだ。

Text: 栗本斉

最終更新:6月6日(月)14時25分

Billboard Japan

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。