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高岡商決勝へ、富山第一は敗れる 北信越高校野球

北日本新聞 6月6日(月)16時9分配信

 第134回北信越地区高校野球大会第3日は6日、福井県営球場で準決勝を行い、高岡商(富山2位)が3-2で新潟明訓(新潟1位)を振り切り、優勝した2009年秋以来13季ぶりの決勝進出を決めた。富山第一(富山1位)は2-5で星稜(石川1位)に敗れた。

 高岡商は一回裏、四死球で1死満塁とし、島村の犠飛で先制。三回裏には再び打席に立った島村が今度は適時打を放って加点した。投げては2年生の先発・伏見が5回を無失点に抑える好投。継投したエース北村も相手の反撃を2点に抑えた。

 富山第一は先発・森が2本塁打を浴びたほか、4失策と守りも乱れて中盤までに5失点。継投した榮が七、八回を無失点と好投したが、打線は六回まで振るわず、終盤の追撃も届かなかった。決勝の高岡商-星稜戦は7日午前10時から同球場で行う。 


■堀内主将 7回に決勝打 
2-2の七回裏2死二塁。高岡商の堀内が外角の直球を捉えた打球は右翼前に落ち、決勝の3点目が入った。主将も務める頼れる主砲は塁上で「よっしゃあ」と叫び、ベンチに向けて思い切りガッツポーズ。「4番の仕事ができてうれしい」と笑顔を見せた。

 県大会は打率1割台。今大会も試合を決める一打が打てず、「今度こそ」との思いがあった。打席に入る前、伝令から「アウトコースの球が多いから踏み込んで打て」と指示を受け、その通り実践してみせた。捕手としても九回に失策で出た走者の盗塁を阻止し、攻守で勝利に貢献した。

 チームは今大会、全3試合をいずれも1点差でものにしてきた。毎試合失策などのミスもありながら、打つべきときに打ち、点を取られると流れが変わる大事な場面で守備のファインプレーが出た。

 この日も4失策したが、要所での集中力は健在だった。八回表1死二、三塁と1安打で逆転を許す場面。強烈なライナーを三塁手の久保がジャンピングキャッチし窮地を脱した。「どんな打球でも食らいつくつもりだった」

 決勝では北信越の頂点を懸け、石川県1位の星稜と戦う。堀内は「県大会で負けてから、北信越の優勝を目標にしてきた。次も泥臭く勝ちをもぎ取る」と力強く話した。 (社会部・小幡雄也)


■富山第一 好機に1本出ず
 失策絡みで3失点した守備、10安打で2得点止まりの攻撃。富山第一は攻守に精彩を欠き、3年ぶりの決勝進出を逃した。黒田学監督は「闘争心や集中力が感じられなかった」と手厳しかった。

 9人中6人の左打者が並ぶ打線は、星稜の先発左腕・小倉を最後まで捉え切れなかった。序盤の3回は無安打。得点圏に走者を進めた四、五回は主軸の岩城や狭間らが凡退し、チャンスをふいにした。

 星稜が継投策に出た六回からは8安打を放ったが、好機に畳み掛けられなかった。六回に2失策が絡んで2失点し、5点差とされたのが痛かった。

 夏の県大会まであと1カ月余り。2安打2打点と意地を見せた宝達は「対策をしてきた左投手を相手に、チャンスで打てなかったのが悔しい。守りも含め、練習の成果を試合できっちり出せるようにしないといけない」と話した。

北日本新聞社

最終更新:6月8日(水)16時0分

北日本新聞