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ストーカー被害を防ぐには? 識者に聞いたSNSの対処法と警察への相談方法

THE PAGE 6/7(火) 13:00配信

 シンガーソングライターの女子大学生が、東京都小金井市でファンの男に刃物で刺された事件を受けて、交際関係にはない相手からのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使ったストーカー行為への対策に、関心が集まっている。被害者は事前に警察に相談し、対応を求めていたが、ストーカー相談としては処理されず、最終的に被害を防ぐことはできなかった。

 誰もが被害に遭う可能性があるいま、どのようにして自分や周囲を守ればよいのだろうか。

今回の事件はそもそも特殊だった!?

 今回の事件はこれまでに大きく報道されてきたストーカー事件と違い、元交際相手ではない相手による犯行だった。犯行がエスカレートしていくのに使われたSNSも、嫌がらせ行為を行う媒体としては現在、ストーカー規制法で明確に位置付けられていない。以上の2点から今回、警察の対応が遅れたという見方がある。

 だが、今回の事件について、ストーカーの被害者と加害者のケアに長年携わるカウンセラーでNPO法人ヒューマニティ理事長の小早川明子さんは、「ツイッターのやり取りの内容を見れば、ストーカー規制法で保護対象になっても全くおかしくない」という。

 ストーカー法の定義は「特定の人に対する恋愛・行為の感情やそれに派生する怨恨の感情を満たす目的」で、つきまといや待ち伏せ、面会や交際の要求、著しく乱暴な言動など8項目にあたる行為をすることだ。適用される行為の一つ「無言電話や連続ファクス」という項目に13年、法改正でメールが加わり、確かにSNSはまだ条文にないが、それでも小早川さんは「SNS云々ではない」と憤る。

 今回の事件の被害者と加害者のツイッターでのやり取りを見て、小早川さんは「早い段階で被害者側にもやれることはあったのでは」と話す。一方、ストーカーに遭うのがおそらく初めての若者にとって、状況を客観視し、周りに相談するなどの対処は、難しかったのかもしれないと理解も示す。

 

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最終更新:6/7(火) 20:57

THE PAGE

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。