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米大統領選でよく聞く「スウィングステート」って何ですか?

ニュースソクラ 6月7日(火)12時0分配信

どちらに転ぶかわからないフロリダなど10州

 米大統領選まで半年を切った。未だ共和党のトランプ候補の勢いは衰えず、民主党のクリントン候補に迫る勢いだ。大統領選は、全米50州に振り分けられた538の「選挙人」による投票で行われる。当然各州には、保守層の多い州、リベラル色の強い州などが存在し、「アラバマ州は保守的だ」「バーモンド州はリベラルだ」などと色分けされやすい。

しかし、そういった枠組みには納まらない「スウィングステート」と呼ばれる州が存在している。

 「スウィングステート」とは全米に10州前後ある、いわば「選挙ごとに毎回支持政党が変わる州」だ。2016年の大統領選挙戦では、10の州が挙げられている。選挙人が多い順に、フロリダ(29人)、ペンシルベニア(20人)、オハイオ(18人)、ノースカロライナ(15人)、ヴァージニア(13人)、ウィスコンシン(10人)、コロラド(9人)、ネバダ(6人)、アイオワ(6人)、ニューハンプシャー(4人)などがある。これらの州が持つ票数は130と全体の1/4を占める。

 過去の大統領選を見てみる。スウィングステートにおいて最も選挙人の多いフロリダ州は、2008年のオバマ(民主)vsマケイン(共和)では50%対49%、2012年のオバマ(民主)vsロムニー(共和)では50%対49%と大激戦となった。他のスウィングステートもいずれの年も50%前後で得票率を争い、オバマ大統領は、2012年のノースカロライナの48%(民主)対50%(共和)を除いて全て勝利している。
 
 米国において一般的に所得の低い層は、保守に流れやすい傾向が見られる。2015年に米国ギャラップ社が行った調査によると、保守層が強いトップ3州は、アラバマ、アイダホ、アーカンソー州となっている。2011年に米政府が行った各州の平均所得調査によると、この3州は50州の中で39位、48位、47位といずれも低い数字を出した。

リベラル層が多い州の上位を見ていくと、バーモンド(1位)、ロードアイランド(3位)、マサチューセッツ(4位)などが並ぶ。若者や教育水準の高い層リベラルに流れる傾向があり、バーモンド州は、学生からの支持が強い民主党のサンダース候補を選出した地だ。上位の州は、日本でも知られるマサチューセッツ工科大学(マサチューセッツ)、アイビーリーグの一つであるブラウン大学(ロードアイランド)などの有名大学が多い州とも言える。

しかし、スウィングステートはこういった保守・リベラルに流れる要因が少ない州だ。

ニュースソクラ編集部

最終更新:6月7日(火)12時0分

ニュースソクラ