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LMEニッケル在庫、半年ぶり40万トン割れ

鉄鋼新聞 6月7日(火)6時0分配信

 LME(ロンドン金属取引所)ニッケル在庫が昨年12月以来、およそ半年ぶりに40万トン台を割り込んだ。直近ピークである1月の45万2千トン強からは約12%(約5万6千トン)の減少。中国における含ニッケル銑鉄(NPI)生産の減少に加え、ニッケル価格の低迷で世界的に減産の動きが強まっていることから長らく続いてきたニッケルの供給過剰状態が着実に解消に向かっているもようだ。

 現地2日のLME指定倉庫のニッケル在庫は、前日比2892トン減の39万7116トンと4営業日連続で減少した。ニッケル在庫は11年11月の8万3千トン台を底に、増加基調となり、15年6月には過去最高の47万トン台まで増加。昨年12月には39万トン台まで減少したが、再び増加に転じ、およそ1カ月で45万トン台まで増加していた。
 国際ニッケル研究会(INSG)が4月にまとめた今年のニッケル需給予測によると、今年の需給バランスは4万9千トンの供給不足と6年ぶりに供給不足に転じると予測している。インドネシアにおける未加工鉱石輸出禁止の継続で鉱石不足や採算悪化となっている中国のNPI生産は、今年は大幅な減産になると見込まれている。また、世界的にもニッケル価格の低迷を受けて一部製錬所の閉鎖や操業休止の動きなどもみられ、供給量は2年連続で前年を下回る見通し。一方で、40万トンの在庫はニッケル年間需要の約20%に相当する水準で、その消化にしばらく時間がかかるとの見方もある。

最終更新:6月7日(火)6時0分

鉄鋼新聞

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