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「実家の墓じまい 」手続きの手順は? 気になる費用も確認

マネーの達人 6月7日(火)5時22分配信

「自宅から遠い所に墓があって、思うように供養ができない」
「後継者がいない」
「子どもに迷惑をかけたくない」

等と言った理由で、実家の墓じまいをし、近くのお墓等に移す「改葬」を希望している方も増えているようです。

遺骨を自分の希望する所に動かすことができるのでは? と思っていた時期もありましたが、実は自由に改葬を行うことはできません。

「墓地・埋葬等に関する法律第5条第1項」により市区町村の許可を受けなければならず、勝手に行うと、刑罰の対象になってしまうので注意が必要です。

どのような手順が必要なのでしょう。各自治体によって異なりますが、一般的な流れと、気になる費用の目安にもふれていきたいと思います。

1. 遺骨の移転先を決め、「受入証明書(使用許可証)」をいただく

まずは改葬先の管理者から、受入証明書をいただきましょう。この時、これからかかる費用を確認しておくことが大切です。

墓石の建立費用、永代使用料、管理料、檀家になることによって発生する負担等が考えられます。墓石の建立費用だけでも、最低でも100万円かかるという話も聞きます。

お墓を新たに建立せず、納骨堂の合同墓(永代供養墓)に改葬を予定しているAさんからお話しを聞きました。そこでは永代供養者(遺骨)を受け入れるにあたって、納める金額は1体20万円。Aさんは5体をお願いしたいと考えているので、100万円にもなるそうです。

2. 現在の墓がある市区町村役場から「改葬許可申請書」を取り寄せて記入

自治体によってフォーマットが異なりますが、この申請書には、遺骨(亡くなった方)の本籍、住所、火葬した場所、年月日、改葬の理由や改葬先等を記入します。

また、「遺骨4体まで1枚での申請書可」、「遺骨1体につき1枚」等、自治体によって取り寄せる枚数が異なる場合もあるので、よく確認をしておきましょう。

3. 現在の墓の管理者から「埋葬証明書(納骨証明書)」をいただく

証明書には、墓地使用者や管理者の氏名、捺印、遺骨の氏名が記入されています。これをいただく際に、「車1台が買えるほどの離檀料(お布施)を要求された」という話もあるようですね。

離檀料はこれまでのお礼、仏様への感謝の気持ちとしてお渡しするものなので金額に決まりはなく、高額な離檀料を支払う必要もないというのが大方の見方です。

金額に納得がいかない場合は、「適正な金額なのか」「どのような理由でその金額になるのか」「減額に応じてくれるのか」等、確認してみるようにしましょう。檀家総代、石材店、専門家等に相談してみるのも良いですね。

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最終更新:6月7日(火)5時35分

マネーの達人