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世界初のフル3Dプリント航空機「Thor」、エアバスが公開

sorae.jp 6月7日(火)12時34分配信

エアバスはベルリン国際航空ショーにて、世界初となるフル3Dプリントで作られた航空機「Thor」を公開しました。すでに旅客機「A350 XWB」に1,000以上の3Dプリント製パーツを採用している同社ですが、今後はさらに3Dプリントの可能性を広げることになりそうです。
 
「Test of High-tech Objectives in Reality」からThorと名付けられたこの航空機は、13フィート(約4メートル)、46ポンド(21kg)のミニチュアサイズの航空機(ドローン)として作成されました。本体は50の3Dプリントパーツで構成され、2つの電気モーターを搭載。また遠隔操作も可能です。画像を見ると実際の旅客機を小さくしたようなデザインですが、Thorの機体には窓はありません。
 
Thorの開発を担当したDetlev Konigorski氏は、「これは3Dプリント技術の可能性を探るためのテストです。我々は3Dプリントで航空機全体をプリントし、その開発スピードを早めたいのです」と語っています。エアロダイナミックのテストなどに、このミニチュアサイズの航空機はぴったりでしょう!
 
近年は航空分野や宇宙開発分野で広く3Dプリントは利用されており、例えばロケットや航空機のエンジンにも3Dプリントのパーツが採用されています。そして、3Dプリントによるパーツ製造は「製作スピードが早く、コストダウンも可能」などのメリットがあります。少し前までは「何でも作れる夢の技術」として紹介されることの多かった3Dプリントですが、今後はこのように堅実な分野から利用用途を広げることになりそうです。

最終更新:6月7日(火)12時34分

sorae.jp