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玄海原発適合性審査 進捗状況「予定通り」 佐賀

佐賀新聞 6月7日(火)12時30分配信

 佐賀県東松浦郡玄海町議会の原子力対策特別委員会(岩下孝嗣委員長、11人)が6日開かれ、九州電力の山元春義取締役が玄海原発3、4号機の適合性審査の進捗(しんちょく)状況を「おおむね予定通り」と説明した。再稼働時期の見通しは明言を避けたが、「もう少しだという思いで進めている」との認識を示した。

 山元取締役は、緊急時対策所など主な論点が9項目残っている現状を報告し、「これらをもう少し詳細に説明していけば審査に滞りはない」と話した。

 九電は緊急時対策所について、川内原発(鹿児島県)に続いて玄海でも免震重要棟建設を撤回し、耐震構造の施設を新設する考えを表明している。山元取締役は、新規制基準をクリアするには免震構造では不確定な要素が多いという見解をあらためて示し、「現時点では耐震構造の方が勝っている」と強調した。

 玄海原発の南東に隣接する12ヘクタールの土地取得を終え、今月から造成工事に入る方針も伝えた。重大事故時の外部支援資機材の受け入れや予備の機器を保管する倉庫設置などが目的で、20年度の完成を予定している。

 九電は2013年7月、玄海3、4号機の適合性審査を申請した。川内が優先プラントに選定され、玄海の審査は約1年間中断した。審査再開後は約270人態勢で対応している。

最終更新:6月7日(火)12時30分

佐賀新聞