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老舗ならではのカフェ、京都に開店

Lmaga.jp 6月7日(火)14時0分配信

明治8年創業、日本で一番歴史ある茶筒の専門店「開化堂」(京都市下京区)が、5月21日に「Kaikado Cafe(カイカドウ カフェ)」をオープン。京都の老舗ならではの視点で生み出された空間は、地元はもちろん観光客からも注目のスポットとなりそうだ。

茶筒をイメージしたケーキやグラス

「町家は保存と再生の取り組みがなされていますが、洋館は見過ごされてしまうことも。そこで、同じように残していきたいという思いからこの場所になりました」と、店長の川口清高さん。もともと京都市電の車庫でもあったこの場所が、長年放置されていたのを、意匠を生かしつつリノベーション。電車を入れるための高い天井、壁の当時の名残をそのままに、茶筒にも使われる銅で作ったランプシェード、親交があるデンマークのデザインスタジオ「OeO」によるインテリアで、心地よい空間に。

この場所で目指すのは「開化堂ならではのおもてなし」。応接間的存在として、5代目と奥様、6代目がそれぞれが選んだ、店舗を持たない旅する焙煎人「中川ワニ珈琲」によるオリジナルブレンド、宇治で営む「利招園茶舗」の玉露雁金、イギリスの紅茶界の新世代「Postcard Teas(ポストカード・ティーズ)」が日本の水に合うようにブレンドした紅茶を提供。「ほかにもアイス抹茶ラテは明治からお付き合いがある「宇治 丸久小山園」のものを使用しています。どこも日頃お付き合いがあるところから助けていただきました」と、これまで育んできた関係から生まれてきたメニューに。

また、使うほど手になじみ、光沢や色が変化…時代へ国境を経て愛され続けている茶筒を生み出す「開化堂」だからこそ、「鑑賞用の品ではなく使えるものとして提案し、また、ほかの職人を知るきっかけ作りにもなれれば」と、伝統工芸から新しいプロダクトを生み出す京都のプロジェクトユニット「GO ON」と共に手掛けた品々も多数。例えば、コーヒーカップは、「中川ワニ珈琲」と一緒に、京都で400年も受け継がれてきた窯元「朝日焼」の16代目と一緒に作成。持ちやすい取っ手、飲みやすいよう上から見ると楕円形に、など、とことん使いやすさを追究したものになっている。今後も一つずついろんな職人やお店と開発しながら増やし、茶筒のほかにもカフェから生まれた商品を販売予定とのこと。

最終更新:6月7日(火)14時0分

Lmaga.jp