ここから本文です

あいの風鉄道の黒字7000万円 15年度、新幹線開業が追い風

北日本新聞 6月7日(火)0時12分配信

 あいの風とやま鉄道は6日、富山市の富山第一ホテルで開かれた利用促進協議会で、2015年度決算の純損益が7千万円の黒字となったことを報告した。開業前は3億円の赤字を見込んでいたが、北陸新幹線開業を追い風に利用者が予想を上回り、開業初年度の黒字達成につながった。5億円を予定していた県の経営安定基金からの繰り入れは、400万円に抑えた。

 1日当たりの利用者は4万358人で、推計値(3万7648人)を7・2%上回った。内訳は通勤定期1万3969人(推計値1万4942人)、通学定期1万5272人(同1万5148人)、定期外1万1117人(同7558人)となった。

 通勤定期客は、富山-金沢の利用者が想定以上に新幹線に振り替えたため推計値を下回ったものの、定期外客は推計値の1・47倍だった。全体の運賃収益は29億8800万円と、当初見込みを約4億円上回った。

 他にも見込みを超える営業・駐車場収入や、土木工事関連の支出抑制などがあり、経営安定基金を抑えた上での黒字確保となった。

 この日の会議では、出席者から「接客態度が悪いとの指摘もある。駅ごとに関係者が意見交換する場を設けてはどうか」といった提案や、「泊駅近くの踏切で遮断機が下りたままになるケースがあり、改善してほしい」という要望も寄せられた。

北日本新聞社

最終更新:6月7日(火)0時12分

北日本新聞