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敦賀城主、大谷吉継の素顔に迫る 敦賀市立博物館のカフェ人気

北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ 6月8日(水)8時3分配信

 戦国から安土桃山時代にかけての武将で、敦賀城主だった大谷吉継の魅力を紹介する敦賀市立博物館(福井県敦賀市)の「吉継カフェ」が根強い人気をみせている。毎回、工夫を凝らしたテーマを設定。県外からも多くの歴史好きの女子が訪れ、知的好奇心を満たしているようだ。

 吉継カフェは、吉継の敦賀での功績や魅力を知ってもらおうと2014年3月にスタートした。3、6、9、12月の年4回を基本に、午前と午後の部に分けて市立博物館の外岡慎一郎館長が講演。これまで計8回開かれた。

 テーマは敦賀城主としての功績や、関ケ原で自害した吉継の死がどのように伝えられて「義の武将」の伝説が誕生したかなどさまざま。病をめぐる謎、父親が確認されていない出生にまつわる話も取り上げ、吉継の素顔に迫っている。

 武将としては金沢城主前田利長の南進を「大谷の水軍が金沢を攻める」との偽の情報を流して食い止めたことを披露し、知略にたけた一面を説明。石田三成や徳川家康との関係をはじめ、今年3月には、NHK大河ドラマ「真田丸」の主人公、真田信繁との絆も紹介した。

 午前と午後の部合わせて参加者は1回50人ほど。特に9月は、同市栄新町の永賞寺で営まれる吉継の供養祭に合わせて開くため、60人を超えたときもあった。京都、大阪、愛知、静岡、埼玉のほか、遠くは秋田からも訪れている。最初のころと比べて女性も多く、現在は7割ほどに上るという。

 同館は、ゲームアニメなどで興味を持って、さらに詳しく知りたいと敦賀に来てくれる人が多いようだと分析。外岡館長は「吉継に関係する研究はそれほど進んでおらず、書籍もあまり出ていない。敦賀では最前線の研究を知ることができる。地元の人にもぜひ訪れてほしい」と話している。

最終更新:6月8日(水)8時3分

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